new! 2019年4月より新シリーズ連載開始しました！
2017/7/15 最終回を迎えました!
コミック8巻のあらすじ
第 ４ 出 動 ！
倫子の元に香・小雪・そして後輩のまみちゃんまでも早坂さんとの引っ越し先に現れる。だが倫子は、早坂さんと引っ越し祝いをする予定があるため、一緒に出向くのを渋った。
そんな時、倫子の元に知らない着信が———
まさかーー
と思いきや、相手は北伊豆で仕事をした時の山田。内容はＫＥＹが酒で酔って寝ているというものだった。
この話を聞き、倫子はまみちゃんの運転で香と小雪に無理やり北伊豆に連れて行かれてしまう。
「いやいやいや、おかしいでしょあんたたち」
「今日は早坂さんと２人で引っ越し祝い・・・」
そんな状況の中、車の中でＫＥＹの幼いころのビデオを見せさせられる倫子。
「ＫＥＹさんはその女と倫子さんを重ねてたんですよ」
倫子はこの状況に戸惑いながらも、ビデオの女が３３歳で亡くなったのだと知りなんとなく納得する。
——ああそうか、あいつは私たちに意地悪していたんじゃない
ーー本当に腹を立てたんだ
一方のＫＥＹは、目を覚ますとソファーにいた。北伊豆の山田達がKEYを心配し、運んでくれていたのだった。倫子たちがもうすぐ迎えに来るという情報も加えて…
場面は変わって倫子サイド。早阪と新たな生活を始めたばかりの倫子は、今更ＫＥＹとのことを蒸し返したくないと３人に伝える。
「ＫＥＹさんフツーに倫子さんのこと好きだと思うんですけどねー」
このまみちゃんの一言で、更にタラレバ話を香や小雪に振られてしまう。
香・小雪
「もしあいつが倫子のこと本気で・・・」
「もしあいつにはっきり好きだって言われたら・・・」
「そしたら倫子は早坂さんと、別れれば・・・」
倫子
「いわないで！！」
その時———
「倫子さーん、ごぶさタラしてま〜す！」
タラとレバが久しぶりに倫子の前に登場した。
「本当はあいつのことが忘れられないんタラ？」
「あの時のことを反芻しながら生きてるくせに、反芻女！！！」
否定する倫子を前にして、タラレバの発言は止まらない。
そんな時、倫子にラインの既読がないことを心配し、早阪が電話がかかてくる。
「今日奮発してすき焼きにしようかなって」
この言葉で現実に戻される倫子。
「もう覚悟きめましょう！」
「今日訊かなかったら絶対に後悔する！」
「あの日ちゃんと訊いていればって後悔する！」
好きじゃないのか、好きなのか・・・そのための第４出動でしょ！
ハッとする倫子。
——女友達ってのはその逃げを許してくれない。自分以外の女には真実の愛を追及させたがる。焼けぼっくいに火をつけたがる放火魔なんじゃあないんですか？
香と小雪に抱えられ、ようやくＫＥＹの元に到着する倫子。２人きりで話し合いができるように、その場に残りたがる香と小雪を何とかしようとするまみちゃん。
「２人でゆっくり話せるところに逃げてください」
後輩の粋な計らいにより、場所を変えて２人きりになる倫子とＫＥＹ。
KEY
「どこまで聞いた？」
「食いつきそうな話だってわかっていた、昼メロみたいなお涙頂戴話、いや昔の少女漫画かな？」
「図星だろ？」
目の前の男の口から出るのは、相変わらずの悪言。そんなＫＥＹの話を聞いて、手を大きく開いて腕を振りかぶる倫子。
KEY
「ぶてないくせに」
倫子
「あたしたちはバカで幼稚な中学生軍団かもしれないけど」
「人の死を面白がるような人間じゃない」
ＫＥＹ
「じゃあ何で来た」
「こんなところまで」
倫子
「殴ってから言っていい？」
「答えがＮＯだった時殴ったせいって思えるか・・・」
「らっ」
ドゴッ！！
倫子はＫＥＹの顔をグーで殴りつけたのだった。そして——
倫子
「あんたあたしのこと好きなの？」
黙るＫＥＹ。
倫子
「黙るってことは、嫌いだって言わないってことは・・・じゃあそういうことなのかもしれないって思っちゃうでしょ？」
ＫＥＹが口を開く。
「違う、俺はもう人を好きになったりしない」
ＫＥＹのこの発言に、倫子はヒートアップ。
「「タラレバ」はそもそも本来は過去のことをああしてたらよかったこうしてたらよかったってぐずぐず後悔するときに使うのよだから本当のタラレバはあんたのほう」
「見えるでしょう！？あんたにも空見上げてみなさいよ」
この倫子の言葉に空を見上げるＫＥＹ。するとそこには———
タラとレバーがいたのだった。
ついに見えてしまった…目を見開き驚くＫＥＹ。
倫子
「愛している人が死んだからってずっとそれをひきずって・・・タラレバ言って前に進めないのはあんたのほうよ！」
「このタラレバ男！！！」
ＫＥＹにそう突き付け、走って去る倫子。その途中、ラインの着信が入る。相手はもちろん…
「すき焼きの準備できたよ！」
すき焼きの画像と共に、次々と早阪から着信が入る。
香の体調が悪くなり、病院にいるから戻れないーー
こう返すしかなかった。自分が好きかもしれない男に会うために、伊豆に来たなんて言えない。
とは言え、早阪に嘘をつきながらＫＥＹが追いかけてくるのを期待し、待っている自分がいた。
———ねえタラレバ教えてよ、私は一体どうしたいのか
この倫子の返信に対し、早阪は疑うどころか心配をしていた。
KEY
「おい」
「携帯捨てろ」
その時、ＫＥＹが倫子を追いかけてきた。
KEY
「そんなものがあるからあんたは・・・」
携帯を奪おうとするＫＥＹと抵抗する倫子。
倫子
「やめ・・・」
そこでＫＥＹは倫子にキスをする。携帯は落下し画面が割れた状態に。
——私はやっとつかんだ幸せをまたこうしてぶち壊して
もしかして私幸せになりたくないのかな？そもそも幸せって何なのかな？
ねえ言ってよタラレバ
いや言ってよタラレバ男
そのままＫＥＹに押し倒される倫子。
芸能人で年が１０近くも下
心の中に別な女性が居座り続けている
この状況でも好きと言ってくれない
——本当に好きになっていいの？
一度目はただの一夜の過ち
２度目で本当の恋なのかがわかる・・・
感想をつらつらと…
東京タラレバ娘もいよいよ終盤！
振り返ってみると、我らが倫子はんも色々ありましたね…
あったけど倫子はん、本当に早阪さんとの幸せコースを手放していいのかい…？
ＫＥＹさんの存在が気になっていたのは分かるんだけど、これだけあなたのことを想ってくれる人が世界に何人いるのやら…
蓋を開けてみれば、倫子とＫＥＹは両想い！ハッピーエンド！なんて気もしなくはないですが、個人的には認めたくないなあ。
自分本位すぎるでしょ！どんだけ早坂さん振り回しとんねん！！
と言っても、そんなことは倫子も理解していて、でも本能には勝てなくて…と言ったところでしょうか。
そして香と小雪。女の友情と称して倫子のことほっとけないって言ってるけど、やっぱりおせっかいにしか見えない。もちろん、本当に倫子のチカラになってあげたい、なんていう気持ちもあるのは分かりますが、客観的に見ると、うーーーーん。
はっきり言って、好奇心的なものがあるんじゃないの〜？（笑）
まあそれもひっくるめて、女の友情なんでしょうが、私がこう思っている時点で東村アキコ先生の術中にハマっているかもですね…（笑）
そんな辛口感想も少々感じつつ、倫子とＫＥＹがどうなっていくのかは本当に気になります。どうせなら、倫子だけではなく早阪さんとかみんながとにかく幸せ！なんていうハッピーエンドで締めてほしいところですが、
無理だね！だって東京タラレバ娘だもん！
というわけで早坂さんはそろそろスーパーサイヤ人ゴッドに変身して、伊豆にファイナルかめはめ波撃っていいと思います。
そんではまた次回！
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