帝愛グループの皆さまお疲れ様です、五代です。
本日紹介するのは、言わずと知れた「賭博黙示録カイジ」のスピンオフ作品であるこちら。
中間管理録トネガワ 第3巻
はい、私この漫画の大ファンです。もちろん全巻持っています。はっきり言って面白すぎる(笑)カイジの原作を知っている方はもちろん、原作を知らない社畜社会人の方にもぜひ読んでもらいたいです!
中間管理録トネガワの内容
本作品は原作の主人公・カイジではなく、カイジの宿敵である帝愛グループの幹部・利根川(原作ではカイジに敗れ失脚済み)にスポットをあてたものです。
きっとカイジとの闘いの舞台裏を描いているんだろうな…と思うことなかれ、本作品はブラック企業大企業の中間管理職の苦悩をコミカルに描いたものとなっています。
中間管理職の苦悩日々とは?
組織の長ともなると必然的に部下の統率力がついてくるのでしょうが、そこはさすが我らがトネガワ。ミーティングの度に話しやすい雰囲気を作ろう、ひたすら部下を褒めようなどと、見事に組織をまとめあげていきます。
しかし、
- 帝愛グループ会長・兵頭からの理不尽な叱責
- どこまでもズレている部下の暴走のせいで減給
- 部下たちが次々とインフルエンザで倒れていく
- 誤って定食屋で特盛のカツ丼を注文してしまう
- 他グループからの超絶下手な接待を受ける
等々の様々な困難(?)が彼の前に立ちはだかります。1点目が本作品の主なシナリオですが、個人的に2点目の話がツボです。
暴走する部下に翻弄され続けるトネガワ
トネガワには数十名の部下がいますが、その中でも一際異彩を放つ暴走気味の部下・海老谷という人物が毎度登場します。その海老谷さんの暴走っぷりが以下の通り。
- ギャンブルをする場として和食ダイニングを選んでしまう
- 上記の提案をするプレゼンにて、熱意のあまりお勧めする理由を100個も上げてしまう。
- 兵頭会長の手形を貰うために直接押しかけ解雇される。※結果上司のトネガワが減給されてしまう
- 謝罪の際にパーカー姿でトネガワの前に現れる
- 謝罪の際にトネガワの奢りでデラックスパフェを注文してしまう
- 大金が手に入る話があると、元上司のトネガワをマルチ商法のセミナーに連れて行ってしまう(本人はマルチだと自覚していない)
- 結果、悪質な商法取引法違反として拘置所にぶち込まれてしまう
こんな部下絶対持ちたくない!!(笑)
人一倍熱意はあるのに、その50倍はズレている部下をなんとかコントロールしようと四苦八苦するトネガワの姿は、まさに上司の鑑ですね!(笑)
そんなトネガワさんの闘いの日々を描いた作品「中間管理録トネガワ」は、現在単行本1~3巻まで発売中です。ぜひ皆さまもお楽しみください!