PとJK 解説&感想記事
第9巻解説 【修学旅行!衝突するカコと仙道】 ←new!!
PとJK 第2巻のあらすじ
え…?マジでJKと結婚しちゃうの?
カコと功太は、無事カコの両親に結婚を認められ、通い婚生活のスタートを切ったものの、功太の両親のことが気になるカコ。
そんなカコに対し、功太は自分の両親は他界し、姉にも結婚報告が済んでいることを伝える。親友の三門にだけは結婚を伝えていたカコだが、最初は結婚自体が冗談だと思っていたことから改めて本当だったことを知り驚く始末。
そんな中、カコは功太のことを全然知らないことや、本当に愛されているのかという不安が浮かび上がってくる―――
功太からカコへの3つのプレゼント
学校が終わり、功太と会うと功太は機嫌がとても悪い状態。そんな功太から3つ渡したいものがあるといわれ、ときめくカコ。
1つめは、家用の防犯ブザー。しっかりとカコのことを心配してくれている功太の気持ちを知り、カコは愛されていることを感じ安心する。
だが仕事で疲れている功太は、デート中もお疲れモード。そんな中、なんの脈絡もなく突発的に射的屋を発見し、2人で射的をすることに。※ちなみに「あ、今日はお祭りなんだー!」的な会話は一切ない。
功太は射的が得意だといっていたが結果的には功太は当たらずカコが的中してばかりでまた微妙な雰囲気に・・・
そんな中また功太が疲れている雰囲気を見て、カコは複雑な気持ちを抱いてしまう。
風が吹き、功太を以前かばったときのカコの傷が目に入った功太。
「残っちゃったな・・・」
功太に対して、カコは「こんなのすぐ消えるよ」と、言葉を返す。そんな時、2つめの渡したいものである功太の部屋の鍵を渡され、カコが何かを言おうとした際・・・
「ひったくりよーーーー!」
変質者・集団暴行・ひったくりと、1巻から怒涛の犯罪ラッシュを繰り広げるこの街で、治安ヤバすぎだろ…と読者が考えているうちに功太は光の速さで犯人を捕まえる。
この犯人を捕まえているときの疲れが気にならない凛々しい功太の姿を見たカコは、自分が功太を疲れさせているのでは?と悲しい気持ちになってしまう。
このまま、功太は仕事をすることになり、2人はその場で解散。カコは、複雑な気持ちを抱えてしまうのだった―――。
さっきもらった合鍵で功太を待つカコ。部屋で功太に思い切って聞こうとするカコによりかかり、寝る功太。この姿を見てまたさらに落ち込むカコ。だが功太から予想外の言葉が・・・!
「君といると落ち着くから。」
「君がそばにいると安心する。」
この言葉にカコは、キュンとしてしまう。そしてさらに功太は3つめの渡したいものとしてカコに指輪をプレゼントする。
「俺と結婚してください。」
読者を置いてきぼりにしアクセルをべた踏みする功太。次第に2人の顔の距離は縮まっていくが、ここでお決まりの展開。功太のスマホに警察署からの連絡が入り、あえなく功太はまた仕事へ。
カコの不安はいつの間にか消え去っていた。
功太の恋のライバル?登場
いよいよカコも高校2年生。
新学期はやはりクラス発表が気になるところ。カコは三門と同じクラスで大喜びしていたが、なんと警官である功太にモデルガンをつきつけ発砲、仕舞には自分の額に傷をつけたヤンキー・大神平助も同じクラスであることを知り、ショックを受ける。
なんと大神平助は、あの一件により留年してしまったのだった。そんな大神にばっちり名前を憶えられているカコ。この状況を功太に知らせようと思っていたものの、功太は仕事が忙しく、なかなか伝えることができない。
そんな中、席替えでカコはあの大神と隣の席になってしまう。ビビるカコだったが、大神からまさかの「ゴメン」という言葉がかなりの小声ながら聞こえたのだった。
学校の帰り、玄関でウサギをかぶった男が登場。いつも通りジローだと思い話しかけていたカコだが、実はこの男は大神だったのだ。なんとカコを怖がらせないように大神はウサギをかぶり登場したのだ。
そんな意外にもファンシーな側面を持つ大神は、カコにつけてしまった傷を心配していた。そんな時、かつての不良グループ達が2人の前に現れる。
大神
「帰れ こいつに手ぇだしたらぶっ殺すぞ」
カコをかばい、大神は不良グループに責任を取るという形でついていこうとした矢先、
カコは防犯ブザーを鳴らす。けたたましくなる防犯ブザーの音を聞きつけ、教師が登場する。
カコ
「ちゃんと謝ろうとしてくれたんですよね。」
大神がカコに謝ろうとしてくれたことをカコは受け止めたのだった―――。
後日、傷だらけの大神が現れカコは驚く。またこのときカコは大神に「2回も怖い思いさせてごめん!」と謝られ、あの時の傷のためになめくじクリームを渡される。
大神の誠意が伝わり、カコも大神に対しての印象が変わる。その時――
「なにしてんの」
功太が車から現れたのだった。いやお前こそ何してんだという読者のツッコミを待たずに、大神とカコが2人でいるところを見て誤解をする功太。
「なにかあってからじゃ遅いんだぞ」
大神が接触してきたことを言ってこなかったことに対しても注意されるカコ。大神のことはもう大丈夫だとカコは告げ、功太もようやく納得するのだった。
縮まるカコと大神の距離、功太は…
クラスの親睦会でさくらまつりツアーの日がやってくる。
この会場警備に功太は登場。この親睦会に、大神も参加していたのだが、大神はカコと功太がどういう関係なのかが気になるご様子。
カコは、功太との結婚は隠し、親戚というスタンスで関係を濁す。そんなとき、カコは功太からもらった指輪をなくしたことに気づき、慌てふためく。
「ものすごく大事なものなんです。」
なら持ち歩くなよと言いたいところだが、男・大神は違った。2人で指輪を探しにいくことになる。そんな理由もしらなかった三門は、カコが大神と消えたと功太に伝える。
周囲がこんな状態になっているのは知らず、2人は指輪を暗がりのトンネルの中で見つける。何故そんなところにあるんだ…
見つかったとたん、功太と婦警がやってくる。
カコ
「どうしたの?」
「なんかあったの?もしや事件?」
功太
「どーしたじゃねえだろうが!!」
カコは、大神に連れ去られたと友達から捜索願が出されていたのだった。
「ご迷惑をおかけして申しわけありませんでした。」
功太が謝罪をする。この姿を見た大神は俺が勝手に手伝ったんだ、本谷は悪くねえと言い放つ。
そのあと、事情聴取をししてカコはお母さんが迎えに来て帰宅をすることになる。またあの婦警から、カコは「あんたもっとしっかりしなさい!」と説教を食らうことになる。
「あの事を知らないわけじゃないでしょうに」
その時カコが知らない、功太に関係している事件があることを知ることになるのだった―――。
つらつらと感想を
カコの功太への不安も取り除かれて(?)、本当にほっこりするような巻でした。
ですがその反面、まさかの大神の出現にハラハラしたものの、実はとってもいい人間!なんていう大神ファンができてしまう巻でもあったように思えます。
今回は功太に関係している事件がとても気になる、次の巻が早く読みたくなるような
展開で続いてしまってもやもやしちゃいますよね。私はどちらかというとカコの住んでる街の治安の悪さが心配ですが…笑
それにしても、まあ警察官ですからという部分もあるのですが、あの婦警さんちょっと厳しすぎません??お姉さんも功太くんのこと好きなの?ねえ?年下の小娘に取られて悔しいの??
何はともわれ、仕事に真剣に取り組んでいる中、カコを大事にしようという功太の気持ちはひしひしと伝わってきます。まだ高校生だからか、カコは彼のそんな気持ちをよくくみ取れてない感じがしますねー。
そこが恋愛漫画の醍醐味ではありますが、ああ!気づいてあげてカコちゃん!
ということで次回は功太くんの知られざる過去が明らかになるぽいです。ドキドキの展開ですが、果たしてカコの反応はいかに!それではまた次回!
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