ごだいぶろぐ 絶対大丈夫じゃないSEのぼやき

頭が封印解除しているシステムエンジニアのブログです。カードキャプターさくら クリアカード編の感想記事を定期更新中

すみません…3年我慢したけどクリアカード編が面白いとは思えんのです…

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その他
クリアカード編のちょっとした愚痴
さくら展2018@六本木レポート
アニメ最終回の感想と2期の展望
ハピメモをプレイした感想
CCさくら忘年会2019

 

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こんばんは。 

 

 

なんとなんと連載開始から早3年が経過したCCさくらクリアカード編。

 

 

そんなクリアカード編ですが、今月号はお休みで感想を書くことがなかったので、簡単にこれまでの内容を振り返ってみました。

 

 

振り返ってみたのですが……考えれば考える程、題意の様な想いに駆られてしまいました。

 

 

私はカードキャプターさくらが大好きです。

 

 

クリアカード編も連載開始当初から毎月欠かすことなく読み、全話の感想を書いてきました。

 

 

以上の前置きをしても、やはりクリアカード編が面白いとはどうしても思えず、実は2年くらい前からずっと悶々としておりました。

 

 

キャラクターにはとても魅力があり、コスチュームもかわいい。

 

 

更にイラストはもはや芸術級と認識しておりますが、シナリオだけは褒めることが難しいです。

 

 

以下、私が述べることは作品に対する批判ではなく、あくまで1シリーズに対する個人の感想だということを、何卒ご承知おき下さい。

 


さて、予防線を張ったところで本題に入りますが、私がクリアカード編を面白くないと思う理由は、結論から言うと「テンポの悪さ」と「1話ごとの内容が淡泊であること」です。

 

<理由1> テンポの悪さ

当件については過去の記事でも述べました。



今でこそさくらちゃんの力に対して言及されたり、さくらカードの在り処が判明する等の進展を見せましたが、程なくして再び失速し始めました

 

 

テンポが悪いと感じる要因としては、以下の様なものが挙げられるかと思います。

 

 

●さくらカードを喪失してクリアカードが出現する様になるところから、小狼が真実を打ち明けるまで沈黙期間が長すぎたこと

 

●海渡とモモが暗躍していることが発覚してしばらく経つが、当人たちは長らく抽象的なことしか言わないこと

 

●作品の根幹である真実に近づくも、海渡によって時間を戻されたり口封じされたりすることで、またもや真実から遠のいたと感じてしまうこと

 


連載開始当初こそ、新カードや新キャラクターの謎に対するわくわく感があったものの、

 

 

桃矢の力然り母親の幻影然り一向に紐解かれない謎ばかりが増え続け、進展しないシナリオに対して興味が薄れていきました。

 


余談ですが、昨今はグッズ等が発売されるばかりで、あからさまな一商法としてコンテンツが消費されているのも少し気になります。

 

 

この様な要因も含め、確実に数字を残せるコンテンツだからこそ展開を引き延ばして欲しい、

 

 

という闇の大人たちの力が連載に影響しているのであれば、少し悲しくなります。

 


そんなことは絶対にないとは信じていますが、ここで述べたいのは、そう思える程テンポが良くないということです。

 

 

<理由2> 1話ごとの内容が淡泊であること

以下、どうしても比較対象が旧作になってしまうのですが…

 

 

旧作には1話ごとに、もとい1枚のカードのエピソードごとに、カード達の意思やそれに準ずる行動、そしてそれらに巻き込まれるさくらちゃんの非日常が絶妙に描かれておりました。

 

 

また、その単体のエピソードからは、何らかのメッセージ性が読み取れたり、何より起承転結がしっかりとした構成で、非常に完成度の高いシナリオとなっておりました。

 

 

私のこの想いは、決して思い出補正や懐古からによるものではなく、クオリティが高いものに対する正当な評価だと思っております。

 

 

以下、私の好きな クロウカード編「盾」のエピソードを1つ引き合いに出します。

 

 

 

【起】
さくらは親友の知世から困りごとの相談を受けて知世の自宅へ赴く。

 

 

【承】
知世の困りごとは、母が大切にしている箱が開かないことであることが判明し、さくらは知世のために箱を開けることを決意する。

 

 

【転】
これが「盾」のクロウカードであることが判明し、「剣」のカードで「盾」の防御を破ることに成功する。

 

 

【結】
箱の中には、知世の母が撫子の結婚式の際に受け取った桜のブーケが入っており、撫子の娘の名前に対する拘り、そして知世も母同様自分の大切なものを箱に納める様子が描かれる。

 


この僅か1話のエピソードに、

 

  • 母撫子と父藤隆の馴れ初め
  • クロウカードをすべて集めるというさくらの覚悟を示した発言
  • より大切なもの守ろうとする「盾」の性質
  • 母撫子の娘の名前「さくら」に対する想い
  • 母に倣って自分の大切なものを秘める知世の純粋さ

 

ということが凝縮されております。

 


その一方でクリアカード編のエピソードは、基本的にキャラクター間のおしゃべり、授業、食事、その他行事のいずれかのみで構成されており、

 

 

その流れで新カード出現→場を収めるために「固着」というパターンになっております。

 

 

確かにキャラクター達はかわいいのですが、新しい発見やいわゆる深みの様なものは汲み取れません。

 


物語全体として優しい雰囲気から暗い雰囲気に変わったことも要因の一つかと思いますが、やはり前作に比べると取り巻きやエピソードの構成が淡泊に思えて仕方ありません。

 

 

最後に

クリアカード編の原作に対して少し否定的な内容になってしまいましたが、カードキャプターさくらという作品が大好きであるからこそ正直に書きました。

 

 

とは言え漫画は楽しむものなので、もっと軽い気持ちで読めよ!と言われればそれまでな気も。

 

 

うーん、漫画に対して熱くなりすぎたくない一方で、大好きな作品が面白くないのも許せないという葛藤が…

 

 

とは言え私個人の意見ですので、クリアカード編に対する他のファンの方のご意見もぜひ聞いてみたいです。

 

 

Twitterの様なオープンの場で発信することが難しいようであれば、こちらの問い合わせフォームからぜひご連絡下さい。必ず確認させていただきますので。

 

 

それではまた次回。

 

 

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