ごだいぶろぐ 絶対大丈夫じゃないSEのぼやき

頭が封印解除しているシステムエンジニアのブログです。カードキャプターさくら クリアカード編の感想記事を定期更新中

【クリアカード編 原作51話】カードキャプターさくらを知らないSEの感想(ネタバレ注意)|優しさがない世界と新たなカード

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★原作過去記事はこちらから!

 

大きめのカードキャプターの皆様こんにちは、ごだいです。

 

花粉やばくない!?!?!?!?

 

風邪が強いからかしら。

 

この時期にこんなに辛いとは、フラワーさんたちの全盛期である4月はどうなってしまうのかと憂鬱です…

 

新型のアレも少しずつ落ち着いてきましたが、油断せずに生活しましょうね。

 

さてさて、前回のさくらちゃんはついについに秋穂陣営の重要人物?であるモモさんと対峙しました。

 

しかもその姿はぬいぐるみではなく”真の姿”。超絶ビューティフルなお姉さまでした。

 

お姉さまの口から処理しきれない単語が続々出てくる中、さくらちゃんはついに別世界に案内されてしまいました。

 

というところからの51話です。

 

今回感想パートが長くなりすぎたのであらすじパートはスキップさせていただきます。

体力切れだスマナイ…

 

クリアカード編第51話の流れ

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感想&今後の考察

 暗 す ぎ る 。

 

誰得なんだとも思える暗い展開が続いておりますが、時間をかけて読んでみるとなかなか深い解釈もできそうなので、

 

今回はあえてその暗い内容に触れてみました。

 

優しさの無い世界

恐らくクリアカード編の中で、否、CCさくらの中でも群を抜いて辛い描写だったのではないでしょうか。

 

個人的にはアニメ版の最後の審判を思い出しました。

 

と言っても、最後の審判にてさくらちゃんが見た幻は「一番好きな人への想いが消えた世界」でしたが、今回は「誰もさくらちゃんを認識していない」世界でした。

 

どちらも悲しい世界ですが、後者に関してはもう救いようがなく、そらさくらちゃんが泣き出すのも当たり前です。

 

いちファンとして彼女が悲しんで泣く姿なんて見たくないのですが…

 

そしてこの後、自宅から笑顔で猛ダッシュしてくる青年に時間を少しだけ戻されてしまうので、まさに読者からすればキツネならぬウサギにつままれたような感覚に陥ります。

 

「え、この描写いる…?」

 

と思ってしまうのは分かりますが、ここで考えるべきは何故そのウサギさんがこんな非情な世界をさくらちゃんに見せたのかということです。

 

単行本8巻第39話にて、秋穂ちゃんママ(?)がモモに対し、「私のアリスとあの子のアリスをみていてあげてね」と伝えているような描写があります。

 

おさらいですが、あの子=撫子さん、あの子のアリス=さくらちゃんと仮定すると、モモは秋穂ママ(?)からさくらちゃんを見守ることを託されているように思えますので、

 

この辛い世界はあえてさくらちゃんのために見せていることが濃厚です。

 

さらに前回、モモはさくらちゃんに対してこんなことを言っていました。

「貴方は自分が何故カードを創ってしまうのか分かっている?」

「強い力を制御できなくて無意識に?」

「けれど『それ』を誰かに利用されているとしたら?」

「それを教えるのは『契約』に反するけれど」

ヒントを「視せる」事はできるわ

引用:なかよし2020年3月号 CCさくら第50話

 

この発言から、今回さくらちゃんが見せられた非情な世界には誰の手によってカードを創らされているかのヒントがあることが分かります。

 

 

さくらちゃん曰く、『幸せの反対』の世界―――

ここから何かに気づいて欲しい―――

 

その一心かと思いますが、今回の少ない描写からは想像が難しいですね…

 

 

ちなみに前回モモさんは、さくらちゃんがこの世界にダイブするときに、こんなことも言ってました。

「貴方にとって『幸せ』とは何かしら?」

「今まで貴方は幾多の困難に立ち向かって来た」

「悲しいこともあったでしょう」

「辛いこともあったでしょう」

「それでも大丈夫と言えたのは何故かしら?」

「貴方にとって『不幸』とは何かしら?」

引用:なかよし2020年3月号 CCさくら第50話

 

『』で囲っているくらいですから、”幸せ”と”不幸”がキーワードになってくるのは間違いないですよね。

 

今までさくらちゃんは、かけがえのない家族や友達に囲まれ、そして大好きな恋人がいて”幸せ”に過ごすことができていました。

 

一方でその人達から認識されなくなったその世界はまさに幸せの反対、”不幸”な状況でした。

 

このことからさくらちゃんにとっての幸せとは、周囲の大切な人達との関わりがあってこそのものということになります。

 

辛いことがあっても乗り越えることができたのは、やはり周囲の大切な人達がいたからこそだと再認識させられます。

 

モモさんは「こんな幸せな環境を当たり前と思ってんじゃねえよ!」とでも言いたいのでしょうか。

 

そんな熱血教師な訳ないですよね。

私の学生時代の部活の顧問がそんなことを言っておりました。

 

少し強引ですが、あなたとは正反対にこれ程辛い思いをしてきた子が近くにいる――秋穂の心の内を身をもって実感して欲しいという願いでしょうか。

 

そして、そんな秋穂ちゃんの辛い状況を作り出した張本人こそ、さくらちゃんを利用している者―――結果これがモモが託した”ヒント”ということなら、一応辻褄が合う気がしております。

 

 

 

 

 

 

魔術協会やんけ!!!!!!!!!!

 

 

う―ん、そうなのかな―。

 

自分で考えておいてなんだけど、もしそうだとしたらちょっと引くわ魔術協会。小さな島国の女子中学生1人にそんな団体が干渉してくるなんて怖い。

 

ツバサとのクロスオーバーも個人的にはやめて欲しい。カードキャプターさくらの中で完結させて欲しいっす。

 

ユナD海渡は偽名なのか

前回は「モモ」という名前も偽名であることが判明しましたが、今回はユナ・D・海渡も偽名である疑いが出てきました。死神のノート対策ですか?

 

うん。もうSNSでも囁かれておりますが、もうこの陣営全員偽名説ありますよ。

 

個人的に海渡さんの真名云々はあまり興味ないのですが、秋穂ちゃんは気になります。

 

だって詩之本秋穂って!

 

スーパー超絶今更ですが、さくらちゃんと似てるどころか作為的に寄せてる意思を感じます。そもそも貴方は日本人なのですか…?

 

自分を大切に出来ない人は他人を大切にできない

ということはよく言われますが、実際はどうなんでしょうか。

 

目的の達成のためには自分の命を削ることもためらわない海渡さん。

 

さくらちゃんにカードを創ってもらおうと長らく暗躍してきた彼ですが、今回は"契約者"であるモモに一歩踏み込まれます。

 

何故そこまでするのか。

誰のためにするのか。

 

目的を先行するあまり見失っていたその答えは、すぐ近くにあるんですよね。

 

このことを無意識に行っているが故にこの凄まじい行動力を発揮しているのでしょうが、そろそろ明確に意識してもいい頃です。遅いくらいです。

 

海渡さんが命を賭して秋穂ちゃんを協会から救ったとしても、秋穂ちゃんは彼のいない世界で悲しみに暮れて過ごすことになってしまいます。

 

彼なら秋穂ちゃんの記憶すらも操作してしまいそうですが、たぶんこの問題の本質は、モモが再三「気づきなさい」と言っていることの本質は、

 

恐らく海渡さんという人間を救うことにもフォーカスを当てられていると思うのです。

 

これは命云々の話ではなく、人間としての生き方的な話です。

 

魔術師の中で極めて優秀な存在でありながらも、何に対しても無頓着で誰とも関わろうとしない彼の人生。

 

前述した通り、さくらちゃんが誰とも関われない世界→幸せの反対の気持ち→"不幸"という位置づけでしたので、

 

CLAMP先生は秋穂ちゃんだけでなく、誰とも関わりがない海渡さんを"不幸"と捉えていたのかもしれません。

 

不幸とまで言わずとも、私もこれは人間として少し寂しい在り方かと思います。

 

ですが海渡さんは、秋穂ちゃんという人間に出会い旅をして、長らく一緒に過ごしたおかげで、着実に"幸せ"に近づいて来ていると思うのです。 

 

そしてこの自分の心の変化に「自分で」気づくことができた時に、ユナ・D・海渡という人間が初めて救われるのではないかと思います。

 

直接的な答えを与えるのではなく、自分でそのことに気づけるようにヒントのみを与えるなんて、モモというキャラクターはまるで先生の様ですね。笑

 

改めて、あぁ…CLAMP先生はこの作品において人と人の繋がりをとても重視しているのだなあと再認識させられました。 

 

モモ様がセクシーラビッツすぎる件

仰げば尊し。

 

今回はCLAMP先生の扉絵の気合の入りぶりが凄まじかったです。

 

衣装の色もまさかブラックとホワイトだと思っていなかったので、カラーを描いていただいて本当に良かった…

 

そして左手もとい左指がセクシーすぎる(吉良吉影並みの感想)

 

きっとこのブログの読者にも、モモ様にビンタされたいという上級魔術師がいることを、私は信じている。

 

おっとこれ以上きゃっきゃしていると「CCさくらでいやらしいこと考えるな警察」がやって来るのでそろそろずらかります。

 

新カードはTIME(時間)

これにて海渡さんのクリアカードガチャ完結、となって欲しいところです。

 

いやもうカード名からしてチートでしょこれ!!!

 

かつてクロウさんも創ったカードですが、時間を止めるに留まらず自在に戻せるものだったら、狙いのカードとしてほぼ確定かと思います。

 

REWIND(逆戻)のカードを創ったときに、海渡さんはそのカードのことを「近い」と言っていましたし、

 

そもそも時計の国のアリスという明らかに「時間」を強調したものを引き合いに出しているので、関係ない訳がない(震え声)

 

関係なかったらこのカードでDIO様の世界へ入門しましょう。

 

そして皆さま、お手元のテキスト[クリアカード編 第5巻]の79ページを開いてみましょう。

 

このTIMEのカードのイラスト、撫子さん小さい頃から大切にしていた時計そのものなんですよね。

 

クリアカードはさくらちゃんが連想したものから創り出されるので、このイラストになっても当然と言えば当然なのですが、アイテムの重要度が違いますからね。

 

次回はそこそこ展開が動く予感があります。(もう50回くらい言ってる)

 

というところで今回はこの辺で。

単行本の新巻が発売していることにまたお会いしましょう!

 

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