ごだいぶろぐ 絶対大丈夫じゃないSEのぼやき

頭が封印解除しているシステムエンジニアのブログです。カードキャプターさくら クリアカード編の感想記事を定期更新中

【クリアカード編 原作73話】カードキャプターさくらを知らないSEの感想(ネタバレ注意)|改変された世界から海渡を取り戻すため、動くさくらと秋穂

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次巻、いよいよ完結です!

クリアカード編第73話の流れ

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感想&今後の考察

全国のCCさくらを愛するみなさま、こんにちは。

 

既に一足先にゴールデンウィークに突入している方、後半の連休に向けてラストスパートをかけている方、いかがお過ごしでしょうか。

 

さてさて、いよいよクリアカード編も大詰め中の大詰め、今回第73話でございます。

 

コミックに収録できる話数を考えると、恐らく第75話が最終回になるんじゃないかなあと予想しております。

 

来月で連載開始から7年経過することを考えると、本当に長期連載だったなあと。

 

これには心から祝福したいという気持ちもありつつ、寂しい様な、悲しいような。

 

私たちはハピメモとリペレコの屍の上に立っている。

 

さて、少しだけ世間話をさせていただくと、このブログもクリアカード編は連載開始時から追わせていただきまして、連載開始から1年、そしてアニメ放送開始時の盛り上がりも最前列で体感させていただいておりました。

 

そして脱落していく同志の皆さまの姿も、たくさん目にしてきました。

 

ビッグコンテンツの復活に胸を躍らせたものの、愛するキャラクターたちの期待する絡みを見ることができない、さくらカードたちの安否が長期間不明であるという不穏な展開が続くという、我慢の時間を課せられました。

 

そして何より多かった世間の声としては、文章にすると冷たい印象になってしまいますが、クリアカード編が 木之本桜 を中心とした物語ではなくなったという感覚が否めない、ということだったように思えます。

 

カードキャプターさくらは好きだけど、クリアカード編はなかなか好きになれないという、アシタカは好きだけど人間は好きになれないもののけな姫が全国に続出している実情も存じております。

 

私が今回この件に触れたのは、前述の溝を深めるためではありません。

 

ただなんとなーく、アニメ2期の放送が近くなるにつれて、この流れの第2波が来そうな気がしていて、

 

SNSがちょっと怖いなあ、でも潔癖が求められる昨今の漂白SNSでは、みんな色々我慢して言いたいこと言えないんだろうなあ

 

という気持ちをお便所の壁の落書きとして、どこかに残しておきたかっただけです。

 

特に深い意味はないので、お酒が回り始めた父親がまた同じ話を何回も繰り返し始めただっるーまあ会社で誰も話聞いてくれないんだろなー聞いてやるかーくらいの感覚で聞き流していただけると幸いです

 

相も変わらず操縦不能と化した文章となってしまいましたが、とにかく、クリアカード編はまだ未完であり、あーだこーだ言うのは完結後でいいじゃないと途中から思い始めていた私でした。

 

こんな管理人を引き続きよろしくお願いいたします。

 

魔法使いであることを秋穂に明かすさくら

木之本家には何部屋あんねんという疑問からスタートした今回、帰宅したさくらちゃんは先に帰宅していた秋穂ちゃんのお部屋に向かいました。

 

今月こそは桃矢×秋穂においてどんな絡みが行われるのかと前のめりになっておりましたが、勿論今回もお預けです。

 

いやー物語の本質ではないことは分かっているんですけどねー。

 

IF 世界を公式がやってくれているというぞわぞわ感を楽しみたいというか、そんな妄想こっちで勝手にやるわいという強がりもあるというか、正直もっとこの世界ならではの展開を楽しみたいという気持ちもありました。

 

当たり前ですが、当人からしたらそんな悠長なことを言っている場合ではない事態が起きています。

 

 

だってユナ・D・海渡いないんだもの。

 

 

あの顔が良いおバカはいつまでお休みしとんねんという読者の気持ちがやっと実ったのか、今回の第73話で彼の救出にやっと指がかかりました。

 

小狼くんとの相談の結果、魔法のことを秋穂ちゃんに打ち明けようと彼女のもとへ向かったさくらちゃんですが、なんと彼女の手元には海渡さんの懐中時計が…。

 

この世界線ではあくまで「曾祖父様のお家にあった」ものですが、間違いなく元の世界からぶっ飛んできた時計ですよね。

 

これ、時計にヒビが入っている様子がまた痛々しい。

 

散々時を戻して諸々の事象をなかったのことにしてきた彼ですが、この時計のヒビは、蓄積していた彼の苦悩や苦痛を連想させます。

 

海渡さんのあの痛みは決してなかったことにできなかった、と考えると、本当にいたたまれないです。。

 

 

そんな時計に対して、私が直さなければという不思議な使命感を覚える秋穂ちゃん。

 

やはり禁忌の魔法とはいえ、大切なものを想う気持ちを完全に改変することは不可能だったようです。

※これ臭い言い回しとかじゃなくて本当にそんな展開だからね!

 

不思議な感覚を打ち明けた妹に対して、さくらちゃんも魔法のことを打ち明けます。

 

どのような内容を打ち明けたのかは不明ですが、不明ですが、え、なんて言ったん。。

 

お父さんの部屋にあった本触ったらバチクソにカードがぶっ飛んでいって関西弁の変な魔獣とカード収集する羽目になった経緯を話したのでしょうか。

 

「え、私のお姉ちゃん、こじらせてる…?」

 

なんてことは一切ないパーフェクト人間・木之本秋穂の回答は「話してくださって有難うございます!」でした。

 

おいなんだこのガンジーも口を開けて呆然とする清らかさは…

 

むしろ良い子すぎて将来心配なのですが…胡散臭い投資話とかに引っかからないか割とマジで心配です。

 

駄目押しの一撃は、「双子でも違うということが嬉しい」という発言。

 

大切な人の不得意な点があれば自分が補えば良いという清らかすぎる気概を伝え、今の世界において、そして元の世界においても決して記憶にはいない母と同じセリフを口にします。

 

秋穂:

出来る事も 出来ないことも

それが わたしだから

引用: カードキャプターさくら クリアカード編 第73話 

 

 

 

 

 

(´;ω;`)

 

 

 

 

 

このシーン、ちょっと来ました来てしまいました。

 

世界が変わっても、顔も声も性格も分からなくても、しっかりと母親が大切にしていた想いだけはしっかりと娘に宿っているという点がもうおじさんダメ終わった。

 

どれほどの辛い想いを持って自分の娘から離れていったのか、そんなリーリエさんのことを考えると、胸のあたりをエイリアンが食い破って飛び出して来そうな衝動に駆られてしまうのですが、そんな彼女が少しでも救われたワンシーンだったなと。

 

個人的に、今回のエピソードのベストシーンでございました。

 

それはさくらちゃんも例外ではなく、彼女の中でも何かがハジケた様子。

 

さくら、気が合うじゃねえか。

 

そんなさくらちゃんとシンクロしたと喜ぶのも束の間、彼女の感覚はより直接的なもので、「以前に聞いたことがある」と口にします。

 

からの「探さなきゃ!」と空を見つめて急に立ち上がる不思議ちゃんムーブが好き。

 

彼女はここで読者一同が首を長ーーーくして待ちわびていた、"準備していた魔法" の件に触れます。

 

 

っしゃあ!

来い「破壊 (BREAK) 」のカード!

 

 

この世界線を破壊のカードで突破するんだよぉ!というのが、先月の私の予想でした。

 

はたまた、準備していた魔法とは特定のカードではなく、なんらかの概念的な発想なのか…?もしやエリオルとの協業も…?

 

果たして…

 

 

 

 

引用: カードキャプターさくら クリアカード編 第73話 

https://www.youtube.com/watch?v=GbGxsW661lg

ファッ!?

 

 

 

 

 

(普通だ…)

 

 

 

 

いやいや普通が一番。

 

しかもこれは小狼くんのファインプレイでした。

 

さくらちゃんが認識できないように記憶を抹消されているのであれば、この『記録』を発動したままにすることで、もとの世界のあらましを文字通り記録しておけるという作戦です。

 

そう、普通にファインプレイでした。スリーポイント成功からのバスケットカウントでワンスローでした。

 

そして突如記録されていた映像に乱入してくるモモ様。

 

 

あーーーーーーーーーーーーーーーモモ様とのお別れやだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

 

 

モモ様は CLAMP 作品の中でも個人的にトップクラスで好みのビジュアルだったので、もう本当にいつまでも何度でもお会いしたいです…。

 

そんなモモ様は、今回は終始真面目モードでございました。

 

嗚呼、『記録』のカードに命令口調で「そこにいるのは分かっているわ、私を映しなさい」って言うモモ様素敵…。

 

そしてさくらちゃんと秋穂ちゃんに「今はモモと呼ばれているわ」と説明するのも、超エモい。

 

今やモモって呼ぶの秋穂ちゃんくらいだし、なんなら別に名乗る必要ないし、いち守護者でいいのに、もらった名前をしっかり名乗っちゃうモモ様マジでエモすぎてまた胸からエイリアン出てきそう。

 

そして彼女にしては大変珍しく、顔に影を落としながら、これから起こることを止められないと口にします。

 

守護者は白にも黒にも偏らず、公平でいなくてはならない。

 

そう語る彼女のコマにはケロスピが映っているのですが、あれ、ケロちゃん…偏り…。

 

 

公平さを維持するために、海渡さんの名前すら出さすに『あの子』と呼称するモモ様。

 

とはいえ、とはいえとはいえ、

 

この『記録』のカードが海渡さんに見つからないようにしてくれると、なんとカードを秘匿にする術はしっかりとかけてくれました。

 

冠に手をかけ、それはやがて小さな指輪のサイズに。

 

そしてここで、1つの伏線が回収されました。

 

第60話の過去の回想にて、秋穂ちゃんママ・リーリエさんは『私だけのひと』からもらった指輪を幼い海渡さんに見せています。

 

そこでは指輪を引き合いに出して、以下のように発言しておりました。

 

リーリエ:

この『先』は『力』で少しだけ知ってるから

お願いごとをする

ちょっと頑固だけれどとても優しい存在に

引用: カードキャプターさくら クリアカード編 第60話 

 

 

つまり彼女はこの時点で、海渡さんがこんなバチクソに面倒なことをやらかす未来を見据えており、それを打破して2人のアリスを手助けして欲しいと、モモ様にお願いしたと思われます。

 

この経緯があってこその、モモ様の「対価は既に受け取っているから」という発言かと思っています。

 

モモ様、リーリエさんからもらった指輪を冠としてずっとかぶっていてくれたんだね。

 

律儀にも、大切な人との約束としてずっとかぶっていてくれたのでしょうか。

 

こんな流れ絶対泣きますやん。

 

ありがとうモモ様、リーリエさん、いや、リーリエたん。

 

しかし、なんと消えずに残ったカードは "まだある" とのこと。

 

なんと慈悲深い CLAMP 先生方は、こんな泥酔ブロガーにもう一度チャンスをお与えになってくださったのです。

 

 

っしゃあ来い「破壊 (BREAK) 」のカード!(再掲)

 

 

もうここまで来たら意見を変えるのは無粋よね、破壊 (BREAK) に全てを賭けます。

 

嘘です賭けません。

 

でも書き換えられた事実を元に戻す魔法なんてあるのかしらね…。

 

引用: カードキャプターさくら クリアカード編 第73話 

https://www.youtube.com/watch?v=GbGxsW661lg

ハチワレ「泣いちゃった!」

 

『記録』のカードでことのあらましを全て思い出した、もしくは秋穂ちゃんの『無くしたくないもの』を理解したのでしょうか。

 

この涙には色々な想いが込められていると思うのですが、かつての桃矢兄ちゃんの「おれなら "無くしたくない" 方を選ぶ」から引き合いに出してきた言葉であるくらいですから、

 

さくらちゃんは、海渡さんという存在が秋穂ちゃんにとってどれ程のものであったかを、完全に理解したのだと思います。

 

その後の「取り戻そう」というさくらちゃんの発言は、未だかつてない程たくましくかつ力強いものでしたよね。

 

あまりこういうことは言わないというか、伝家の宝刀「絶対だいじょうぶだよ」も、きっとなんとかなるーぐらいのニュアンスだと思っていて、

 

ここまで他者をリードするような発言は、彼女にとってかなり珍しいなと感じました。

 

温厚なさくらちゃんにここまで覚悟めいた強い言葉を使わせるとは、『記録』によってとても尊くかつ悲惨な秋穂ちゃんの想いを垣間見たのだと思います。

 

具体的にどうやって取り戻すのか、想像することが難しいのですが、いや、次回までのこの一ヶ月最高なんだが????

 

もうすぐゴールテープが視えそうな状況で、それでもどうやってこの状況を覆してくれるのかという純粋なわくわく感に、

 

物語として終わって欲しくない、いつまでも続いて欲しいという純粋な寂しがブレンドされてもう頭がぐちゃぐちゃにされてしまって最高なんだが!?!?

 

 

すみません、もう色々とおかしいです。

 

 

という訳で、物語の佳境にして最高潮と言っても過言ではないクリアカード編。

 

色々とヤキモキしながら、残りの話数を楽しみましょう!

 

そいではまた次回!

 

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