ごだいぶろぐ 絶対大丈夫じゃないSEのぼやき

頭が封印解除しているシステムエンジニアのブログです。カードキャプターさくら クリアカード編の感想記事を定期更新中

【クリアカード編 原作74話】カードキャプターさくらを知らないSEの感想(ネタバレ注意)|あつまれともえだのまち。海渡を救うためにいざ出陣!

スポンサーリンク

 

★原作過去記事はこちらから!

 

★最新14巻発売中!

次巻、いよいよ完結です!

 

クリアカード編第74話の流れ

 

感想&今後の考察

梅雨のシーズン突入によって不快指数度がMAXなみなさまこんにちは。

 

今年もこの煩わしい時期がやってきやがりましたが、皆さまどのようにお過ごしでしょうか。

 

もちろん5月中に縮毛矯正を終えた私に死角はございません。

 

その一方で、更に私事でございますが、この6月からはお仕事にて私がハンドリングする対象の範囲が大きく変わり、ここ最近は毎日バタバタしている状況でございました。

 

ここ半年はそこそこの踏ん張り時であり、自分の引き出しも増えそうな予感もあるのですが、根本的に 「お 仕 事 〇 ん で ❤」という崇高な思想を持ち合わせている自分と、どのようにして気持ちの折り合いを付けようかと頭を抱えつつ、なかよし7月号のページをめくる私でございました。電子版だけど。

 

 

さてさて、あと数話、なんならいつもの単行本の収録話数を考えるとあと2話と予想していたクリアカード編でございますが、

 

 

あれ、今回含めてあと2話で終わらなくね?

 

 

とも思える今回の 74 話でございました。

 

それでこそ今回のこの気合の入った扉絵。

https://64.media.tumblr.com/0d93a5fdae2da1e5818773d29c546f42/3a531d398eb19044-3f/s2048x3072/6dc043b1f59faf2a5e0923f3c9cf2603124ab404.pnj

引用: カードキャプターさくら クリアカード編 74話より

 

ラックとゴールド。

 

この世間においてラグジュアリーを象徴すると言っても過言ではないその配色と、まるで時計の文字盤と針をデザインしたようなハイセンスな衣装を惜しげもなく身に纏った我らが木之本桜さんですが、

 

 

ちょっとまってくれあちきのPCの予測変換、「きのもと」って入力すると木之本秋穂が出てくるんだが?

 

このPCっちゅう箱には誰か人が入っておるんか…?

あるいは、実はあちきの世界も禁忌の魔法で書き換えられちゃったってコト…!?

 

 

話が逸れましたが、まあ今回の衣装もハイセンスすぎて度肝を抜かれたっちゅう話や。

 

ずーーーーっと思うところがあったのですが、衣装のデザイナー、もとい CLAMP 先生の発想力ってどうなってるんですかね。

 

ちょっと…頭おかしいよ…(褒め言葉)

 

いわゆる物語における敵側 (敵ではないのだけども) である海渡さんの衣装が "白" に対して、主人公のさくらちゃんの衣装が "黒" っていうのがハイパーエモってぃだよね。

 

扉絵のコメントも満を持しての「封印解除」の前口上ですし、嗚呼、もう本当に最後なんだなと、毎月のことながらセンチメンタルな心境に陥ってしまいます。

 

だからこそ、今回の 74 話の最後のページを見て思いました。

 

 

 

いや扉絵の衣装着ないんかーい。笑

 

 

 

???「さくらちゃんに似合う衣装なら幾らでも備えがありますわ♪」

 

脳内に響き渡る何者かの声はさておき、まあ確かに扉絵の衣装は時計をモチーフにしたメタっぽいところもありましたので、あくまで扉絵用ということで。

 

申し訳ございません。衣装に言及し始めてなかなか本編に触れられないのですが、この話のまま私がこの 74 話で最も感動したポイントについて言及させてください。

 

 

たとえ世界が変わっても変わらないもの

前述した今回のラストシーンの衣装は、片側だけのマント (ぺリースでしたっけ?) が目を引く、いわゆる女の子を象徴するような "ふんわり系" ではなく軍服や礼服のような "かっちり系" でした。

 

このデザインに類似する衣装は、実は単行本8巻の第36話にて、既に知世ちゃんが作成済みなんですよね。

※ブーツもアシメントリ―なデザインでした。

 

もうこの事実だけで、エモいと叫ぶエイリアンが私の胸が引き裂いて飛び出して来そうです。

 

世界が変わっても知世ちゃんのデザインの発想、それはすなわち、知世ちゃんのさくらちゃんに対する想いは一切変わらないという証明に他ならないのだから。

 

更に元の世界である第36話の回って、さくらちゃんが知世ちゃんに対して「知世ちゃんはわたしの魔法使いだよ!」と発言した回なのですよ!

 

これまでさくらちゃんのコスチュームを数多く手がけてきた知世ちゃんでしたが、その知世ちゃんの衣装に込められた想いや力が、いかに高尚で尊いものであったか、

 

「魔法使い」というこの作品だからこそ表現できる言葉を用いて賞賛された回が、この36話だったのです。

 

さくらちゃんにとっての「魔法使い」である知世ちゃん。

 

その言葉を受け取ったときは満面の笑みでただ一言、「…ありがとうございます」のみだったのですが、

 

世界線が変わってなお、この大一番中の大一番で「特別な一着」として登場したこのアシメントリ―の衣装から、

 

当時の知世ちゃんにとってさくらちゃんから「知世ちゃんは私の魔法使い」と言われたことがどれほど胸に響いていたのかが分かります。

 

いや、私程度には計り知れない、彼女に取って大きなおおきな意味を持つ言葉だったということが伺えます。

 

そしてこの「特別な一着」である衣装が例えほつれてしまったとしても、知世ちゃんが直してくれるというさくらちゃんの発言。

 

これも世界が変わる前から変わらないもので、直後の知世ちゃんの表情からも、この2人の信頼関係は "何があっても" 決して揺らぐことはないものであることがよく分かるワンシーンでした。

 

藤隆さん、撫子さん、桃矢兄ちゃんとの間の家族愛や、

 

小狼くんとの間の夫婦愛とも全く別物の、

 

かけがえのない友情を目の当たりにしました。合掌。

 

 

はーーーーーーーー今月号は知世ちゃんのエモさエキスが存分に含まれていて大満足な回でした。

 

各々のできることで、さくらちゃんを支えようとするこの温かい雰囲気が好きです。

 

他人に対する最大の愛情表現の1つだと思います。

 

そんなさくらちゃんも、秋穂ちゃんを大切に想う一心から行動することを決意した様子で、

 

もう物語の内容云々は置いておいて、他人への思いやりの連鎖って本当に尊いものだなあと、私の胸から飛び出したエイリアンは再び眠りにつきました。

 

A Effective Board Meeting

引用: カードキャプターさくら クリアカード編 74話より

濃いメンツで飲んだ。

 

 

手札フルオープンのクリアカード編、ついにここまで来てしまったのかというメンバーが集結しました。

 

話はちょっと逸れますが、今回の桃矢兄ちゃんの「(さくらは)あいつと一緒に来るから」という発言に対し、雪兎さんの「小狼くんと?」という発言、

 

そして同じく、桃矢兄ちゃんの「あと友達も」に対する雪兎さんの「知世ちゃんも!?」という阿吽の呼吸が、こんなんもはやマウスツーマウスですやんと言わざるを得ないほど夫婦感が限界突破していて良いなあと思いましたまる。

 

ケロちゃんとスッピーの正体も、もはや隠す必要もなく…といっても、当の桃矢兄ちゃんは "話しかけなかっただけ" とあっさりとその正体を見抜いていた様子。

 

読者一同まあそうだろうなとは思っていたことでしょうが、個人的には、なんなくここはうやむやでも良いかなあという気持ちもありました。

 

まあ世界も書き換わっている事態ですので、そんなこと言っている場合ではないのですけども!

 

そしてこのオールスター感謝祭において特筆すべき点は、なんといってもやはりさくらちゃんの表情ですよね。

 

これまでは割と守られる側だったさくらちゃんが、自分の意思で他人を救おうという決心がついたこともあってか、

 

凛とした態度で主体的に会議を進めていくその表情からは、かつての緩やかな可愛らしさではなく、一人の人間として成長した姿を見ることができました。

 

今回桃矢兄ちゃんが怖い顔になっていたのって、実はこの辺りも関係しているんじゃないかなあ、なんて勝手ながら兄心を深読みしてしまいました。

 

勿論、さくらちゃんからの「一番大切なひと」発言の件もあったのでしょうが、

 

ずっと守ってきたと思っていた妹が、もう自分が守るべき存在ではないと認識したことも、彼の表情を曇らせた一因なのではないかなと。

 

いや曇らせたというか、うん、寂しいんじゃないかなあ…

 

 

なくした笑顔を取り戻しに行く~

星のカービィの OP の一節でございました。なつかしー。

 

さてさて、小狼くんがしかけていたバックドアもとい「記録」のカードから、元の世界の様子を確認する御一行でございましたが、

 

「記録」上にも、そして「書き換えられた世界」にも "存在しない人" がいるのではないか、という結論にいたりました。

 

引用: カードキャプターさくら クリアカード編 74話より

プライベート(夜)を激写される木之本秋穂さん。

 

 

どうやら書き換えられたこの世界においても、秋穂ちゃんはそのことを無意識に感じ取っているようで、いない誰かを探している感覚を「痛い」と発言しておりました。

 

胸がいてえ。

 

そんないない誰かを探すためのキーアイテムが、秋穂ちゃんが持っている懐中時計となるところですが、

 

いざどのように利用するのかは一旦伏せたまま、さくらちゃんと小狼くんだけが「どこかへ行く」ことが決定しました。

 

秋穂ちゃんはその誰かに最後の一発をかます必要があるので、それまでは待機の様ですね。

 

彼女にはぜひ30mくらい助走をつけて誰かさんの顔面に空中元彌チョップをかまして欲しいです。

 

さて、「次回、最終回!」のような煽り文はなかったので、恐らくあと 2 話程度はあるかと思いますが、来週あたりは例の誰かがやっと出てきそうですね。

 

今や秋穂ちゃんとその誰かさんを中心とした物語とした味方もありますが、CLAMP先生からもその点については、間違いなく「これは木之本桜の物語」であることが、先の Twitter スペースについて言及されております。

 

どんなエンディングを迎えるのか毎度のことハラハラしておりますが、この大一番、色々物申したい例の誰かを迎える心の準備をして、全力で楽しみにしております。

 

そいではまた次回!

 

★Twitter やっております。