この記事では以下の内容について述べます
Linux技術者認定試験の運営団体の分離について
Linux技術者認定試験の運営団体の分離について
経緯
最近 LinuC レベル1 というLinuxの技術力を示す認定資格を取得しました。合格ではなく取得しました。
はい、LPIC レベル1に合格していると自動で取得できる認定資格です。ここだけ切り取るとなんともラッキーな話に聞こえるのですが、その実、全然ありがたみが無い話であることが発覚しました。
元々同一の団体として運営されていた Linux技術者認定試験ですが、どうやら私の知らぬ間(2018年頃)に組織が仲違いして分断したらしいのです。いわゆるお家騒動というやつです。
そんで本家LPIが運営する試験がLPIC、国内のLPI-JAPANが運営する試験がLinuCになってしまったと。WEB上に公開されている両組織の言い分を見るとなかなかドラスティックな内容となっておりますが、受験者からするこのうえなくややこしく、面倒なのです。
また、本家から分離した身であるLPI-JAPANが、「IT資格といえば LinuC! Linux技術者認定試験はリナック!」と謳っているのはいかがなものかと思います。LPICが廃止になり、その代替試験がLinuCになったと勘違いする人も出てくるのではないでしょうか。
ここまでの経緯があってようやく話が冒頭に戻るのですが、要は私が今回鼻をほじりながら取得したLinuCレベル1という資格は
「え、君LPICレベル1持ってるんだ!」
「じゃあLinuxの同等資格LinuC レベル1を無料で認定するよ!」
「次回からはLIPCじゃなくてLinuCを受験してね!」
「じゃあLinuxの同等資格LinuC レベル1を無料で認定するよ!」
「次回からはLIPCじゃなくてLinuCを受験してね!」
というLPI‐JAPANからの熱いメッセージだったのです。
ほーん。
我々は今後どちらの試験を受ければ良いのか
これについて、インターネッツ上では熱い議論が繰り広げられている様です。
LPICの試験は日本語がおかしい、いやいやLinuCは国内でしか価値がない、いやいやいやLPICの試験問題はかなり流出してしまっている、等々。ちなみに国内を代表するSIer企業・NECでは、今後LinuCを推進していくと明言しています。まあNECのお偉いさんがLPI‐JAPANの幹部だからねえ…
個人的にはLPIC派です。
LinuCが本家から独立した理由も、一見筋が通っている様に見えるけど、実際はうーん???という内容だし、認知度もまだまだLPICには遠く及ばないと思うからです。というのは建前で、本音は国内のSIerが受験者に対して洗脳過剰な宣伝をしているLinuCが受け入れられないから。
本件については本当に意味が分からない。だって受験料も難易度も出題形式も同じ。それでいて運営団体は異なって「あ、うちの企業ではLPICは認めてないよ。国内はLinuCでしょ。」って言われる可能性があるんですよ。逆も然り。
もう一度言いますけど、受験料、難易度、出題形式が同じ試験ですからね。くだらなすぎる。同一人物だけどパッケージの名前が違うAV女優かよ。
さてさて、何故今回私がこの様な内容に触れたのかというと、もうすぐ私のLPIC(LinuC)レベル1の資格が失効してしまうのです。
有効期限が9月上旬であるため、期限はあと3ヶ月程。
右も左も分からない新入社員の頃、訳も分からず東京から青森に5ヶ月間の転勤を命じられた挙句、身寄りのない地域でうっすーーーい壁で有名なレオパレスの部屋で黙々と勉強して取得した私のLPICが失効してしまうのです。
正直この資格を持っていたから何だ、受験料たけーよ、えるぴっくという資格の名前が弱そうという話になってしまうのですが、過去の自分の頑張りを無に還してしまうことが、なんとも悲しい。
とは言え今からレベル2(201と202の2種類)の試験勉強をして3ヶ月以内に取得できるのか、G検の試験も控えている、受験料が3万円超えになるという葛藤が生まれている。
どうしよう。
今日の一言
まだ5月だというのに、とてつもなく暑い。本日の最高気温は、東京で既に30度超えだったとのこと。昨夜は暑すぎて寝れなかったため、ニトリにて「Nクール寝具」なるものを購入してみた。サラサラで冷たくて気持ちいいけど、その寝心地やいかに。あと帰宅するとAmazonでポチった『みんなのPython』が届いてた。語句や関数を索引できる様な教科書っぽい内容を期待していたので文句なし。少しずつ読み進めよう。