新宿のバルト9にて劇場版名探偵コナン「紺青の拳」を観てきました。
やっぱりゴールデンウィークはコナンを観ないと始まらないよね。もう終わっちゃったけど。
さて今年のコナン。
一見して「北斗の拳」の様なサブタイトルであり、かなりバイオレンスな内容が予想されますが、
今回も北斗の拳と比較にならない程の秩序の乱れ、人々の悲鳴、流血、大爆発が巻き起こるので安心しました。
前回の作品では公安警察に対する風評被害が心配された内容でしたが、今回の被害の向き先はシンガポールの都市。
え、これはさすがに怒られるんじゃね?と心配になるほど、シンガポールの都市にてヒャッハー!な世紀末劇を繰り広げておりました。
「僕の恋人はこの国(日本)さ!」と言い放った某トリプルフェイスをメインにした前作から一転して、国外をテーマにしたのは何となく良いと思った。(語彙力)
さてさて、今回のキーアイテムとなる世界最大のブルーサファイア「紺青の拳」。
この宝石の存在が発端となって、殺人事件や空手トーナメント、園子お姉の恋愛模様やコナンくんの「いっけえええええ!」が描かれる訳ですが、
私は映画を観る直前までガチの工藤新一が出てくると思っていました。
いやコナン出てんじゃんじゃなくて、かっぺいの方の新一ね。
序盤も哀ちゃんにクスリを懇願してたし、これは来るか!?と期待してしまいました。
だってさあ、予告で蘭ちゃんと新一が水着姿でめっちゃいちゃらぶしてましたやん。
まさか交際後一発目の映画で蘭ちゃんの地肌に別の男をくっつけるはずないと思ってしまいますやん。
蘭ちゃんなんか完全に大人の女性の顔してましたやん。
自分の彼女が自分の姿をした怪盗と肌を密着して遠目から観察とか、名探偵コナンはいつからNTRものになったんだい?
とまあ危うくキッドのキッドが紺青の拳してしまいそうな雰囲気になりましたが、良くも悪くもこのシーンは1分程度で終了。ちょっと広告詐欺じゃありませんかね。
もっと公式は新蘭を推して良いのですよ。
私は京園派だけどねえ!!
はいはい今回の京極さん、ピュアっピュア過ぎて控えめに言ってしんどいんですわ。
「紺青の拳」とかいう京極真に萌え苦しむ映画を観てきました。知らないオッサンに貰ったミサンガの誓約を頑なに守るピュアな一面と、それほど武に真摯に向き合う姿勢がクッソかっこ良かったです。#名探偵コナン紺青の拳 #名探偵ピカチュウ
— ごだい先生 (@godai_mako) May 4, 2019
↑みたいなこと言っちゃったけど、いちおうレオンのおっちゃんは心理学のプロだから暗示にかかってしまうのは仕方ないんかね…
けども己が道とも言える「武」にて戦いたい相手との試合を棄権してまで園子お姉を優先したり、
最愛の人から顔も見たくないと言われて突き放されても部屋の前で待機していたり、
絆創膏の裏のアレとか、
もうどうしようもないほど可愛い奴だな!!!とにやにやしてしまいやした。
街中で恋人がチンピラに絡まれて男がそれをやっつけるという手垢にまみれた展開も、この男がやると素直にかっこ良い。
園子お姉との進展もありました。
照れ屋で頑な性格だからこそ、多くは語らず秘め事をしていた京極さんに対し、園子お姉は「何も言ってくれない、隠し事ばかり」とガチギレしてしまいます。
もはやスマブラに出ても驚かない程の戦闘力と技のバリエーションを持つ京極さんと、ワガママ令嬢の園子お姉。
この2人の関係において、「守る側」と「守られる側」の関係でしかないという演出が続くのですが、
例の絆創膏の件で、「お互いが支えあっている」という関係、つまり園子お姉も京極さんを守っていたことが判明します。
その内容を文字に起こすのは野暮ってもんですが、
この演出にはブラボーとしか言えない。
あのワンシーンで2人の仲はより固いものになったと思うし、園子お姉は本当の意味で救われたと思う。
直前のシーンまで「あれ?ドラゴンボールの映画だっけ?」なんて錯覚にも襲われましたが、このシーンだけはまた何度でも観たい。
それほど京園フォーエバーな作品でした。末永くお幸せに。
あと最後にこれだけは言いたい。
蘭ちゃんと新一(の姿をしたキッド)が腕を組んで空港のゲートから現れたラストシーンなのですが、
哀ちゃん!!!!かわいそう!!!!!!!!!