Microsoft Azure AZ-103試験 の合格体験記(2019.12月時点)
試験の内容
試験名:AZ-103 - Microsoft Azure Administrator
試験概要:Azureにおけるコンピューティング、ストレージ、ネットワーク、セキュリティに関連する知識を問う試験。実技問題(リソースの実装、設定変更作業)あり。
受験資格:制限なし
試験概要:180分
問題数:60問程度
受験料金:一般 23,213円 (税込)
受験前のAzureの知識
・業務にて2年程度の運用経験あり(PaaSリソースの運用)
・コンピューティングの知識はそこそこ
・ネットワークやセキュリティの概念は理解しているものの、Azureでの実装方法が分からない
・ストレージに至っては概念すら怪しい。BLOBって何
・Azure AD 難しすぎわろた
勉強時間と実際にやった勉強方法
勉強期間は約1ヶ月半くらいで、勉強時間はトータルで50時間くらいだったと思います。AzureはAWSに比べて日本語の書籍が少なく、また試験向けの問題集はそもそも販売していなかったと思います(2019年12月時点)。
なので公式が発表している試験範囲に沿って、各分野を理解していくしかないです。その上で私が読み込んだ本と勉強方法は以下の通りです。
Azure テクノロジ入門 2019
この際なので「そもそもクラウドってなんぞや?」というところから勉強し直しました。オンプレで運用する場合との違いや、現代におけるクラウドの立ち位置を再認識する、という意味合いで読んだ書籍です。Azureに関連する内容が広ーく浅ーく記されており、モチベーションを上げる、各リソースの概要を知るといった意味では有用です。が、技術的な要素を学ぶものとしては、正直ちょっと物足りないです。
Microsoft Azure実践ガイド
お馴染、impressシリーズです。テクノロジ入門より1歩踏み込んだ内容となっており、仮想ネットワークやロードバランサー等の実装手順が記されています。掲載されているポータル画面のキャプチャが古いもので、設定項目も実物とは異なるところもありますが、Azureについて実際に手を動かしながら理解を深めることができます。
この2冊を読み終わる頃には、Azureでできること、できないこと、組織向けのクラウド環境の設計概要が理解できていると思います。
とはいえ、概要を理解した程度ではまだまだ合格に至らないので、より具体的な設定項目や手順を理解する必要があります。
例)仮想ネットワークを作ったうえで、Hub&Spoke型のネットワークトポロジを実装するには、各仮想ネットワークリソースでどの様な設定項目を持たせるか。オンプレミスとクラウド上をサイトtoサイトで接続するにはどの様な(略)
ここで登場するのが、最強の勉強方法 Microsoft Learnです。
Azureについてハンズオン形式で学べるオンライントレーニング環境です。実際に仮想ネットワークや仮想マシンを作成したり、各リソースの細かい設定項目や挙動を確認することができます。一応日本語翻訳済み。
私もすべて確認した訳ではありませんが、公式ページの試験の出題範囲を確認⇨該当項目を公式のナレッジページで確認⇨実際の画面で確認するためにMicrosoft Learn を利用する、という流れで利用してました。
あとはUdemyの講座にて、各出題項目と操作画面を紹介してくれる動画を購入しました。私は英語があんまりなのですが、英語字幕があるので意外となんとかなります。※セールの時に買いましょう!
URL:<https://www.udemy.com/course/70533-azure/>
実際の試験を受けてみた感想