ごだいぶろぐ 絶対大丈夫じゃないSEのぼやき

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【映画感想】リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様を観てきたよい。

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私のホームシアター、新宿バルト9にて観てきました。

 

『リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』

 

いやもう結論から申し上げますと、期待を遥かに超える面白さでした。

 

時節柄の事情もあるのですが、劇場は満席(座席は1つずつ間を空けてしか予約が取れない状況)で、

 

映画が終わった瞬間の観客たちの湧き具合と言ったらそれはもうすごかった。

 

勿論マスクはしていたけど、みんな笑顔がはみ出るほど笑顔でした。

 

スケスケだぜの再現性たるや。

 

そして退場と共に周囲から聞こえる「手塚…手塚…」という固有名詞。

 

そう、私が見た「Decide」バージョンは、とにかくこの男が凄まじかった。

 

まずはその我らが手塚部長にスポットを当てたい。

 

「一番苦しい時、お前ならリターンはどこに打つ?」

まず、この映画で2つのバージョン「Decide」と「Glory」があることを知りながらも、

 

私が初めに「Decide」を選んだ理由が、この手塚国光という男でした。

 

キャラクターで言ったら跡部様の方が好きなのですが、

 

単純に同中ということで、リョーマくんとの相性を考えてのチョイスでした。

 

(一緒に観に行った妻が立海ファンということもあるのですが)

 

そしてこの選択をした過去の私を褒めたい。

 

手塚国光、否、手塚部長。

 

アンタは紛れもなく手塚部長だった。

 

後輩がタイムスリップしてしまったという事態にも動じず、

 

美しい旋律に乗せて的確なアドバイスをくれた部長。

 

直接救うことはできないかもしれないと前置きするも、

 

気の置けない自分の後輩であれば、

 

今直面している困難を必ず乗り越えられるであろうと発した言葉は

 

「一番苦しい時、お前ならリターンはどこに打つ?」

 

自分の原点に立ち返って突き進むことを、

 

テニスの本質的な意味合いを引き合いに出して助言してくれました。

 

「Decide」ではこの一言で、リョーマくんはいわゆる守りから攻めに転じるのですが、

 

そのきっかけを与えてくれたのが他ならない手塚部長で良かったと感じました。

 

いつだって、リョーマくんの道筋を示してくれるのはこの男だと、

 

長年忘れかけていたこの感情を呼び起こしてくれた彼には本当に感謝したい。

 

 

そして全米オープンのセンターコートに飛んでくる手塚国光。

 

 

この躍動感よ。

 

事前にTwitterにて「手塚が空から降ってくる」というマジカルフレーズを目にしていたにも関わらず、

 

この瞬間は思わず吹き出しそうになった。

 

飲み物を口にしていたら大惨事になっていたと思う。

 

ガチ試合をしている親子の近くで何事もなかった様に歌いだす諸先輩方。

 

 

いやこれは反則だろい。

 

 

世界を敵に回してもとか言う前に大会運営者を敵に回しそう。

 

今作は勿論リョーマくんが主人公の作品なのですが、

 

個人的にはこの男に要所をもっていかれたなーという印象が強かったです。

 

 

桜乃ちゃんのポニテの魅力が全米デビュー

まさかこの年でリョ桜にハマってしまうとはなあ。

 

というかそんな時代が来るとは思わなんだ。


ということでもうこの2人が大好きです。はい。

 

そもそもの話、私はあまりリョーマ君が好きではないというか、まあ嫌いではないんだけども、


どうしても推しは別中のキャラクターになってしまうので、今まであまり応援してあげられておりませんでした。


でも赤也くんと初めて戦ったときの逆境からの無我の境地は大好き。

 

でもねでもね、今回の映画における彼といえば、

 

それはもうキラッキラな”王子様”ムーブをかましておりまして、

 

 

こんなん性別関係なくときめくやろがぁあああああああああああ

 

 

と上映中ずっと心の中で叫んでいました。

 

 

だって原作のリョーマ君といえば塩対応中の塩なんですよ。もはや岩塩(?)。


いつだって興味があるのはテニスと目の前の強敵。女の子には目もくれず、まあそんな展開なんぞ皆無な訳ですよ。

 

でもでも今回はTHE・王道の脚本、「さらわれた女の子を助ける」「悪いやつらから守り続ける」のダブルエース。

 

常に彼女の身を気にかけて、ラケット1つで守ってきたリョーマ君。


2人でアメリカの広野を逃走中に桜乃ちゃんが疲れたと言ったら、

 

そろそろ休もうと言ったリョーマ君。

 

あんなに走りまくっている中で桜乃ちゃんの三つ編みがほどかれたことをケアして、

 

協会でさりげなくリボンを渡すリョーマ君。

 

そしてそして彼女のポニーテールに照れて言葉を失っちゃうリョーマ君。

 

(朝まで襲撃しないでくれたウルフのおじさん。)

 

 

いやもうこの子たち大好き。胸がいてえよ…。

 


夜の境界に二人で逃げ込むってのがもうアレな訳で、

 

どんな席の配置に座ったのかとか、

 

眠りにつくまで何を話していたのか、

 

もうそういうところまで考えるだけで、

 

考えることができることに、製作陣の皆様には感謝したい。

 

I'm forever grateful.

 

桜乃ちゃんにもらった猫の缶バッジを、


しっかりとラケットバッグにつけてU17の合宿に臨むリョーマ君に、


これからも幸あれ。

 

最後に(最後にはしないけど)

 

作品を知らない人にも観て欲しいと思うレベル。

 

来週も観に行こうと思うレベル。

 

多分テニスの王子様という作品のイメージだけで、

 

ぶっ飛んでるとか人類には早すぎるとか思って半笑いする人も沢山いるのかもですが、

 

かなりしっかりとした構成と演出が楽しめる映画です。

 

原作はクライマックスに向かってそろそろゴールテープが見えてきそうな頃合いですが、

 

連載開始時からのファンとしてこの映画を観てホッとしました。

 

まだまだこんな作品で世間を沸かせられるじゃん!と。

 

でもここは便宜上、まだまだだねの方がいいのかしら…

 

来週もいこ!!