ごだいぶろぐ 絶対大丈夫じゃないSEのぼやき

頭が封印解除しているシステムエンジニアのブログです。カードキャプターさくら クリアカード編の感想記事を定期更新中

【クリアカード編 原作56話】カードキャプターさくらを知らないSEの感想(ネタバレ注意)|追い詰められた海渡、二人のアリス始動

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★原作過去記事はこちらから!

 

クリアカード編第56話の流れ

 

感想&今後の考察

海渡さんは時間を操る魔法を使うらしいよ!

 

 

さくらちゃん陣営に衝撃が走る。

 

ということで、ついに海渡さんの力に感づいた我らがさくらちゃん。

 

ばつが悪そうに打ち明けた仮説でしたが、彼氏は秒で信じると答えてくれました。

 

喋れないし、筆談できないし、強制的に笑顔になっちゃうしで、

 

小狼君はさぞもどかしかったでしょう。

 

私もだいぶでしたが。

仏になりかけたわ。

 

さて、今回はクリアカード編にしては珍しく、魔法の力と現時点でのキャラクターの力関係について、よく説明されておりました。

 

 

海渡さんによって小狼くんにかけられた一連の魔法、

 

結局独力で解除するには至らず、終始苦しめられていた印象がありました。

 

これについて小狼君は、以下の様に語っておりました。

 

伝えようとしても出来なかったんだ

おれが あのひとの『術』を破れなかったから

引用:CCさくらクリアカード編第56話

 

このことから、現時点で魔術師としての格付けは、海渡さんが小狼君を上回っていることが示されました。

 

その一方で、限定的な範囲と条件とはいえ、さくらちゃんは海渡さんの術から逃れることができました。

 

以前から語られていましたが、さくらちゃんの魔法の力はどんどん強まっているので、

 

もはや瞬間的な力だけであれば、小狼君を遥かに超えているのかもしれません。

 

勿論、この魔法の力関係は物語の本質ではないと思っているのですが、

 

なかなか珍しい描写だなと思って今回触れてみました。中学一年生…

 

 

ケロ

「わいらもあの執事が魔術師なんは知っとった」

「まだ言わんほうがええとおもて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

は―――――んしっかり報連相しようYOOOOOOOO!!!

 

 

社会人にとっては最重要だよ!

君ら中学生だけども!

 

少女漫画における男女の関係のほつれ・しがらみ・勘違いの9割9分9厘は、

 

個人的にこの「報告・連絡・相談」が不足しているからだと思うのですが、

 

クリアカード編はとにかくこれが多かった。

 

 

もっとみんなで相談して決めればいいのにと!笑

 

 

だいぶ前に書いた記事でも触れたのですが、

 

さくらちゃんだけ重要な情報を知らずに周囲がそれを隠蔽しているという展開は、

 

一時期本当に辛かったです。

 

 

そしてそれをも秒で赦していく令和のジャンヌダルク・木之本桜。

 

「私の事考えてくれてたからだよね」

 

 

いや、もうなんか、すまん。

 

外野から報連相しっかりしとろとか。

 

私のこのちっぽけな想いは、

 

この女神様にとっては塵も同然だったようです。

 

生きててすまん。

 

というかこの娘、人生何週目ですか。

 

女神というか、もはやガンジーさんでいらっしゃいますか。

 

ラノベ展開ですか。

 

「聖人として歴史に名を残した俺が異世界転生したらカードキャプターだったんだが!?」

 

めっちゃ質素な内容になりそう。

 

 

そしてまるで時を巻き戻されたかのような小狼くんの適格な推理は続きます。

 

さくらちゃんが植物園で海渡さんに会ったこと。

 

記憶を消したのであれば、時間経過の点で辻褄が合わない。

 

今、彼の口から、はっきりと、

 

海渡さんは『時間』を操る術が使えると明言されました。

 

 

さあ、面白くなってきた!

 

 

海渡さんには今まで一方的にボコボコにされてきましたが、

 

タネが分かれば多少なりとも対策、警戒をすることができると思います。

 

勿論この状況になってあのルルーシュが黙っている訳ないのですが、

 

何の情報もないままされるがままの状況は、今回をもって一変しました。

 

 

反撃ムード高まるなか、我が敬愛するモモ様もこの状況を煽っていきます。

 

「しっぽを掴まれた」という表現を使いながら、

 

そして術は認識されてしまっては綻びが出てしまうことを引き合いに出し、

 

彼がじわじわ追い詰められつつあることを、

 

今月もセクシーにナレーションしてくれました。

 

相変わらずの凛々しさをありがとうございます。

 

日本の首相になってくれねえかな。

 

 

てか身体細…

おぱ………

 

 

もう少しだけ今回のモモ様の発言を深堀してみます。

 

「術」というものは、それが自然の現象ではなく人為的なもの、「術」だと認識されてしまうと、

 

様々なところでほころびが生じてしまうとのことです。

 

そしてそれが時間を操作する「術」であれば尚更で、

 

今まで彼が時間を止めて、そして戻して無かったことにしていたことが、

 

進まなかったすべてが「動き出す」、と言っています。

 

海渡さんを取り囲む禍々しい描写をバックに語られたそれは、どんな意味があるのでしょうか。

 

単にレトリック的な表現に過ぎないのかもしれませんが、

 

私個人としてはそれだけじゃないのかなあと思っています。

 

だってあんなにも時を止めて、

 

あんなにも時を戻して、

 

そんなチート行為を繰り返してきた訳だし…

 

強い力をもつ魔術師とは言え、

 

 

自分の命を削るだけで済むのか?

 

 

ずーーーーーっと思っていたのですが、

 

超強力な術の条件にしては釣り合わない気がします。

 

それこそ、皆さまにはお馴染み「最後の審判」では、

 

審判者に敗北するとカードに関わった者全員から「一番好きな人」の記憶が消えてしまうという

 

ある意味、命の消滅より辛くもの悲しい条件を設けたCLAMP先生ですから、

 

クリアカード編でも、何か胸が苦しくなる様な反動があるのではないかと疑っています。

 

中途半端に履修したツバサを、私ごときが引き合いに出すのは大変おこがましいのですが、

 

あの作品を読んでいると、CLMAP先生は

 

「愛する人との繋がりが断ち切られる」ことこそ人間にとっての最大の苦悩

 

と捉えている様に伺えますので、

 

海渡さんと秋穂さんのラインで何かやってくれるのではないかと怯えています。

 

 

そして、どうしても、最近は聞かないあのセリフが気になる。

 

「お前はもう戻れない」

 

さくらちゃんが見る夢の中では、どこからともなくこの恐ろしいセリフが聞こえてきました。

 

この状況になって思うのは、

 

これって本当にさくらちゃんに対してのセリフ???

 

魔術協会の連中が…と考えていた時期もあるのですが、

 

連中からして、見ず知らずのさくらちゃんに対して「おまえ」なんて言いますかねえ。

 

いかにも、ある程度勝手を知る人物に対して放たれたものであると、

 

最近になって感じてきました。

 

つまり何が言いたいのかというと、

 

「おまえはもう戻れない」って、海渡さんや秋穂ちゃんのいずれかに向けたものじゃね?

 

魔法の力だったり、他人の気持ちを汲み取る力に長けているさくらちゃんが、

 

夢の中でその言葉を受信してしまったのではないか…

 

強力な力を使い始めてしまった海渡さんは、

 

協会を裏切っしまった海渡さんは、

 

もはや秋穂ちゃんと共に過ごした楽しい時間には戻れないと、

 

そういうことになってしまうのでしょうか。

 

 

物語の結末に向けて動き出す。

 

今回モモ様が言っていたこの意味深なセリフは、

 

海渡さんに向けられたものなのでしょうか。それとも…

 

 

さてさて、盛大に横道にそれてしまいましたが、

 

さくらちゃん陣営としては、しばらく様子見するとのことになりました。

 

まあそうだよね。

 

この流れで秋穂ちゃんに尋問するような展開だったら、

 

逆に惚れるよ、木之本桜さん。

 

 

さくらちゃん

「海渡さんって魔法使いなのかな!?」

「ねえ!秋穂ちゃん何か知ってる!?」

「ねえねえ!お家に行っても良いかな!?」

 

 

こ わ い。

 

やはりそこは穏便に済ませたいというか、

 

さくらちゃんの秋穂ちゃんを不要に揺さぶりたくない、

 

大切な友人を信じたいという気持ちがよく出ていた行動でしたね。

 

ここまで来たらいくらでも待ちますよ、CLAMP先生。

 

これは秋穂ちゃんというお姫様を救う物語ではなく、

 

もしかすると秋穂ちゃんを通して、

 

海渡さんというお姫様を救う物語なのかもしれない。

 

プリンセス海渡。

 

 

そして思い出したかのように真の姿に戻る守護者たち。

 

ちくしょう、ルビームーンがかわいい。

 

そして今更だけど、さくらちゃんの守護者とエリオルの守護者、白と黒のコントラストが映えますな。

 

次期当主の成長ぶりがここのところ各所で高評価ですが、

 

それは月さんとケロちゃんにおいても変わりはない様で。

 

割と最強メンツが集結しつつあるので、一時期は一気に畳みかけた展開になるのかと思いましたが、

 

どうやら守護者たちの様子見も暫く続きそうです。

 

ケロちゃん、クリアカード編に入ってから何か活躍したかなあ・・・

 

月さんは小狼に説教したり、そもそも雪兎が謎パワーを得たことで活躍が予約されているのだけども、

 

ケロちゃんはマスコットキャラに留まっている気がする。

 

海渡さんの真実が発覚してからは、その百戦錬磨の知識と立ち振る舞いで、

 

さくらちゃんをしっかりとサポートしていって欲しい。

 

モモ様とガチンコになるのは…ちょっと厳しいかな…?

 

 

そして!

 

次回からはやっとこさ「二人のアリス」の演劇に触れていきそうですね!

 

何やら中学生離れした驚愕の脚本の様ですが、

 

鬼才・柳沢奈緒子の才能がついに爆発するか。

 

生 き ろ 海 渡 。

 

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