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【クリアカード編 原作57話】カードキャプターさくらを知らないSEの感想(ネタバレ注意)|明かされた「二人のアリス」の内容、限界が近い海渡

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★原作過去記事はこちらから!

 

クリアカード編第57話の流れ


 

感想&今後の考察

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引用:なかよし2021年12月号より

守護者たちの真の姿でお出迎えされたクリアカード編第57話。

 

CLAMP先生がモモ様を気に入っていると確信できる神々しいイラストでした!

 

モモ様はルックス、衣装、カラーリング等のすべてのデザインにおいて、

 

昨今のCLAMP作品トップレベルの「美」だと思うのよね。

 

フィギュアが出たらたぶん買います。

 

 

さてさて、ついに海渡さんの尻尾を掴んださくらちゃんサイドですが、

 

想像通り一気に畳みかける展開ではなく、まずは様子見に入っております。

 

なんやかんやで日常パートに戻りましたが、待っていたのは長らく温められていた、中学校での演劇、

 

新星の脚本家・柳沢奈緒子による「二人のアリス」の準備に入りました。

 

これ始まるまでかなり長かった…コロナのせいで延期しまくりましたね。

 

とは言え、今となっては展開が穏やかに進まないのがクリアカード編です。

 

なんとその脚本の内容というのが、さくらちゃんの現状にあまりにも似通っているということが判明しました。

 

「二人のアリス」の脚本をざっくり書くと以下の様なものです。

 

・脚本のベースは不思議の国のアリス

・このアリスが見る夢は後に現実で起こり得るものである

・アリスは家族にとても愛されている

・ある日みた夢は、飼い猫が不思議な世界へ連れて行ってくれるというもの

・その世界では時間が止まったり戻ったりするようなことがある

・それは誰かの気まぐれとして時間で遊んでいる様な感覚である

・アリスはその世界の出口を探すのに迷ってしまうが、赤の女王」に出会う

 

 

確かに、アリスの部分をさくらちゃんで読み替えると、割と状況がリンクしている様な脚本です。

 

これには思わずケロちゃんとスッピーの顔も険しくなるほど。

 

何が不可解かと言えば、やはりこの内容を何の事情も知らない友人の奈緒子ちゃんが考察したというもの。

 

さくらちゃんの言う、感覚の鋭さだけでは到底説明がつかないものです。

 

何なら奈緒子ちゃん黒幕説()が出てくるほどですが、ここで更に不穏な情報が入ってきます。

 

なんとこの脚本は、奈緒子ちゃんが秋穂ちゃんにアドバイスを受けながら作ったというもの。

 

更にその秋穂ちゃんについては、自分が持っている ”時計の国のアリス” を参考にしているというものでした。

 

 

 

いやもう一周してきてますやん!

 

 

さくらちゃんに関連してなんぼの物語ですやん!

 

 

『二人のアリス』 feat. 『時計の国のアリス』ですやん!

 

 

奈緒子ちゃん、やってんな。

 

フィーチャリングやオマージュと言えば聞こえはいいのですが、それってもしやパクr…

 

 

時を戻そう。

 

 

この会話の流れで、時計というキーワードに反応するケロちゃん。

 

どうやら、時計が表紙である本には見覚えがあり、

 

それはかつてのクロウ・リード氏も一目を置いていたとのことでした。

 

 

ま―――たお前か―――

 

 

個人的に、今回のお話はこの部分の解釈が少し難しいというか、

 

まあ平たくいうと、「何言ってんのか分かんねえや」って内容だったので、

 

私なりの解釈で情報を整理しておきます。

 

 

※違くね?的なコメントがあればTwitter等でリプしていただければ幸いです。

・秋穂ちゃんが「時計の国のアリス」と呼んでいる本は、禁書級の魔法書である

・クロウはこの本の「絵」を持っていた / 本を持っていたわけではない

・クロウはこの本で「何か」を実現したかった

・しかしながら、この本の力をもってしても、その「何か」は実現できないと把握していた

・その本には意思の様なものがある

・本自身が視られたくないと思った場合は、本が映った写真や絵を消滅させることがある

・クロウが持っていた絵も、本自身の力により燃えて消滅した

 

 

本の正体の話をしているのに、話の中に「クロウが実現したかったこと」という新事実をぶっ込まれたせいで、私は混乱してしまいました。笑

 

加えてケロちゃんの「その本はクロウが持っとった」⇒「いや、実はそれは絵やねん」という流れでますます頭上に「?」が浮かんでしまいました。

 

 

すみません、話が少し逸れましたが、要するにその本にはチート級な力が備わっているそうです。

 

クロウが実現したかったことは、我らがさくらちゃんも思いっきりスルーしているので、今回は触れないでおきましょう。

 

そして前述した、本には意思の様なものがあり、

 

視られたくないと思った場合にはその本の写真や画像を消滅させることができるという力ですが、

 

これは十中八九、モモ様の意思によるものと考えて良いかと思います。

 

 

さくらたん「秋穂はんの本素敵やなあ。せや!スマホで写真撮ったろ!」

モモ様「事務所NGやねん。画像消したるわ。」

さくらたん「」

 

 

クロウ「うーん、この本の力をもってしてもワイのやりたいことは無理やろなぁ」

モモ様「何見てんねん。燃やしたるわ。」

クロウ「」

 

 

ということが起きていたのです。

 

 

違うか。

まあ気まぐれなモモ様らしいと言えばらしいのですが。笑

 

 

さて、さくらちゃんの記録(レコード)の力によって今回視れたのは、

 

さくらちゃんの力が強くなっていることにより、そのモモ様の妨害を貫くことができたのか、

 

或いはモモ様自身がその本を視て欲しいのか。

 

一体どちらなのでしょうか。

 

後者はスッピーさんの考えですが、さくらちゃんとしては、「この本とお話してみたい」とまんざらでもない様子です。

 

落ち着いてるなあ。

 

君は本当に12歳かい?

 

もう小学生の頃から不可解なことに巻き込まれすぎて、こどもの感性が消滅してしまっているのでは…

 

もう少し感情に振り回されてもいいのよさくらちゃん…

 

 

そしてこのアリス役、

 

おい受けるのかい、

 

受けないのかい、

 

どっちなんだい?

 

 

 

筋肉ルーレットの末、さくらちゃんは受けることにしたようです。

 

理由としては、「結局やることになるから」。

 

 

大人か!

 

これがさとり世代。

やりたいかやりたくないかで決めろい!!笑

リトルホンダならぬリトルサクラに聞かんかーい。

 

 

 

そしてこの決断に対する彼氏からコメントは、「おれもそう思う」。

 

 

大人か!!!

 

会議帯でこれしか言わない社員を見たことがあります。

 

 

そしてそしてこの決断に対する友人からのコメントは、

 

久々に!本当に久々に!!

わたし渾身の衣装をさくらちゃんに着ていただけえるという事になりますわねー!!

引用:CCさくらクリアカード編第57話

 

 

伝 統 芸 能 。

 

 

お久しぶりです大道寺さん。

 

読者一同は首を長くして貴方の出番をお待ちしておりました。

 

最近は彼女の衣装による戦闘が一切なかったので、

 

このテンションが懐かしく感じます。

 

モモ様のアダルティな魅力にここ数カ月溺れておりましたが、これぞ実家の様な安心感。

 

やっぱり知世ちゃんがさくらちゃんの側にいてくれると、小狼君とはまた違った安心感が生まれますよね。

 

 

そしてそんな知世ちゃんの熱量に対し、冷静に、素直に感謝の気持ちを伝えるさくらちゃん。

 

大人か!!!!

 

もう「ほえええええ!」で慌てふためく彼女はいないという寂しさも感じる一方で、

 

本当に優しい大人に成長するんだろうなあという謎の微笑ましさも感じました。

 

これが親視点・・・

 

 

お礼が言える、というか、感謝の気持ちを自分なりの言葉で相手に伝えるってものすごく大切なことですよね。

 

おい、ごだいどーしたって思われるかもしれませんが、

 

社会人をやっていると、結構これが苦手な人が多い様に感じます。特に男性。

 

性差を引き合いに出すことはナンセンスだと思うのですが、

 

男性は恥ずかしがり屋なのか、あまり得意ではない様に感じます。

 

あくまで私の周りでは、という話ですからね!!!

できる男性も沢山いらっしゃいますからね!!!

 

というさくらちゃんの死亡フラグ、もとい大天使の息吹ばりの感謝のkお言葉でした。

 

 

さてもう一人のアリスとして抜擢されそうな秋穂ちゃんですが、

 

こちらも「結局やることになるなって」という理由から引き受けるとのことでした。

 

 

その表情はどーした!?

 

さくらちゃんと感情がリンクしていることを強調する描写なのか、

 

或いは”誰か”に意識を乗っ取られていることを示唆する描写なのか。

 

個人的には前者だと思うのですが、「結局」というフレーズと、

 

その後の「私には何の力もない」という寂し気な表情に、

 

胸が締め付けられるような思いをしました。

 

 

さくらちゃんサイドであれば、この様に気落ちしても誰かが優しくフォローしてあげるのですが…

 

海渡さん、秋穂ちゃんに手を伸ばしているけど、結局言葉のフォローに留まってしまいました。

 

貴方には何故2本の腕が備わっているのですか。

彼女を抱いてあげなさいよ…

 

私は海渡さんが秋穂ちゃんをハグしてあげるだけでクリアカード編は完結すると思っています。

 

 

このシーンを真面目に読み解くと、

 

手を伸ばして寸止めしてる時って、海渡さん自身としてはどんな思いを持っているのでしょうか。

 

「余りにも辛そうな彼女を見て、無意識に手を伸ばしてしまったものの、直前で我に返った。」

 

文字に起こしてしまうと、なんとも無機質なものになってしまいますね。野暮ったくなります。

 

私もなんとなく思うところがあるのですが、残念ながら、私の語彙力では表現することができません。

 

絵でしか表現できないこともあるんだなと、漫画の表現力と、作者の力量を改めて実感させられました。

 

個人的に今月号ではイチバン好きなシーンでした。

 

 

秋穂さんならアリスになれる―――。

 

この海渡さんに言葉に対して、秋穂ちゃんは先ほど引き合いに出した感謝の意を伝えることはなく、

 

ちゃんと休んでください、という労いの意を伝えました。

 

しかも「お願いします」という念押しつき。

 

今までは具合が悪いのですか?の様な伺いを立てていた彼女ですが、

 

確信めいたものがあるのでしょうか、休めという直接的な表現に切り替わりました。

 

もうそれほど海渡さんの身体の具合が悪化している、ということでしょうか。

 

モモ様の一瞥を喰らったあと、汗だくでその場にしゃがみ込んでしまう海渡さんでした。

 

まぁ もう少しだけ持てば良い。

やっと望んでいた魔法が

…『物語』が始まるから

引用:CCさくらクリアカード編第57話

 

不穏 of 不穏なセリフ。

 

いつぞやに私が話した、さくらちゃんと秋穂ちゃんを入れ替えてしまうことが、若干現実味を帯びて気がします。

 

ここでいう"入れ替え"とは、二人の境遇というか、立場を入れ替えるものを考えております。

 

かつてモモ様がさくらちゃんに見せたあの世界です。

 

そこでのさくらちゃんは、父の藤隆さんにも、兄の桃矢くんにも、

 

親友の知世ちゃんからも認識されていませんでした。

 

いわゆるあの世界線が、さくらちゃんにとっての最悪の結末で、

 

海渡さんが望む、秋穂ちゃんが幸せでいられる物語の結末なのではないでしょうか。

 

過去に「さくらさんには味方が多い」や「秋穂さんにはないものをもっている」等の恨めしい発言もあった彼ですから、

 

いっそこれくらいのスケールの魔法をやってのけてしまうのではないでしょうか。

 

境遇の入れ替え、の様な展開はツバサでもやっているものですから、

 

CLAMP先生ならやりかねないと、ついつい警戒してしまいます。

 

 

何とも暗い展開が続いておりますが、知世ちゃんのアリスの衣装は楽しみだし、

 

当然、桃矢兄ちゃんも藤隆パパも演劇を観に来ることによって、

 

キーマンたちが一堂に会する展開も楽しみです。

 

 

首を長くして、2021年最後のさくらちゃんを、来月堪能します。

 

そいではまた次回!!

 

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