ごだいぶろぐ 絶対大丈夫じゃないSEのぼやき

頭が封印解除しているシステムエンジニアのブログです。カードキャプターさくら クリアカード編の感想記事を定期更新中

【クリアカード編 原作72話】カードキャプターさくらを知らないSEの感想(ネタバレ注意)|時を超えた秋穂ママ・リーリエが語る真実とは…

スポンサーリンク

★原作過去記事はこちらから!

 

★最新14巻発売中!

次巻、いよいよ完結です!

クリアカード編第72話の流れ

www.youtube.com

感想&今後の考察

全国のCCさくらを愛するみなさま、こんにちは。

 

わくわくの新学期、わくわくの新生活、わくわくの値上げラッシュ。

 

新しい風が吹くこの季節、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、この世には何事にも終わりがあると頭では理解しつつも、胸の内ではなかなか受け入れ難いことが沢山あります。

 

No.1 にならなくて良いと歌う国民的アイドルグループの解散然り、亀有の警察官を題材にした長期連載漫画の終了然り、そのコンテンツが永久に続いていくと思い込んでしまうことさえあります。

 

我らが木之本さくらさんも同様です。

 

いつの間にか7年のロングランとなったクリアカード編というマラソンも、いつの間にか鶴見中継所を通過するほど終盤に差し掛かっておりました。(むしろ大手町に入っているのかも。)

 

クリアカード編は、2023年10月に発売する第15巻で終了します。

 

さくらちゃんや知世ちゃん、そして CLAMP 先生の「行間読める奴だけついて来な!」のストロングスタイルな脚本とお別れになってしまうのは、このうえなく寂しい。

 

そして、今や物語の中心にいるとは言い難いクリアカード編のさくらちゃんの状況も、全く違和感がないと言ったら嘘になるのですが、それでも物語が完結する頃には、誰もが納得して受け入れられるような作品になっているはず。たぶん。

 

当ブログも、CCさくらファンの皆さんとクリアカード編を、骨の髄の最後まで楽しみ尽くしたいですヨロシクです。

 

というちょっと長めの前置きでございましたが、今月号もさすがのさすが、難解な内容満載でしたので、状況を正しく理解するために丁寧に触れていこうと思います。

 

嘘っぴ。いつもどおり感情論全開で、アクセルベタ踏みのコースアウト上等の記事を作っていくっぴ。

 

リーリエとの邂逅

引用: 【公式】『カードキャプターさくら クリアカード編』第72話(日本語)

https://www.youtube.com/watch?v=Xsfxg6gHBHc

あらかわいい!!

 

「時」と「夢」を超えてきたという不思議ちゃんアピ全開のこの子は、皆さまご存じの秋穂ママことリーリエさんでございました。

 

縦ロールって遺伝するんですね。

 

今や彼女らがいる世界は、海渡さんの計画によって書き換えられてしまった世界さくらちゃんもその世界で幸せに、そして何も疑問に感じることなく生活しておりましたが、リーリエさんが物申す Youtuber ばりにさくらちゃんの夢にやってきてくれました。

 

そしてようやくさくらちゃんに対面できたということで、リーリエさんは心から喜んでいるようでしたが、何やら歯切れが悪く、核心に触れたことは一切話していない様子。

 

否、話すことができていない様子でした。

 

こちらについて、以下補足します。

 

まず大前提として、今回登場した幼きリーリエさん (以下、大人のリーリエさんと区別するため "りーりえたん" とします) は、さくらちゃんと同様に予知夢を視ることができます。

 

しかしりーりえたんの予知夢では、未来で起こる出来事をより鮮明に視ることができたり、またその視認できる未来は自分の没後を含んだものであるから、精度面ではさくらちゃんのものより上位であることが予想されます。

 

さすがスーパーエリート。

 

そのため、彼女は齢十代にして、今後自分が "アリス" を授かること、また後の最強魔術師となる1人の男の子と出逢うこと、そして、その男の子が遠い未来にとんでもないことをやらかしてしまうことが視えていたと思われます。

 

上記の内容をもとに考えると、さくらちゃんからの「秋穂ちゃんを知っているの?」という質問に対し、りーりえたんは「良く知っているとも言えるし知らないとも言える、とても悲しいけれど」と答えていたのは、

 

恐らく予知夢の結果として自分の娘である秋穂ちゃんの存在は知っているけど、実際にまだ会ったり触れたりしたことがないため、そしてなにより今後一緒の時間を過ごすことができないことが分かっているために、このような曖昧かつ寂しい回答になっていると思われます。

引用: 【公式】『カードキャプターさくら クリアカード編』第72話(日本語)

https://www.youtube.com/watch?v=Xsfxg6gHBHc

 

以上の内容から考えられる妄想を、以下の図と文章で補足します。

 

・りーりえたんは十代にして予知夢の能力が使えた。

・予知夢の力は非常に強力で、未来の自分の娘の出生やその子の周囲で起こることも視えた。

・上図①の時間軸で、秋穂ちゃんがピンチになることが視えた。

・今後起きてしまう上図①の内容をさくらちゃんに伝えようと、上図②の時間軸あたりからさくらちゃんの夢に介入を開始した。

・しかしさくらちゃんも予知夢を視ることができる力を持っていたため、干渉してノイズが発生しまくり、なかなか出会うことができなかった。

※ノイズの結果、フードの人物は小狼くんであった的なバグが発生した。

・その後さくらちゃんの魔力が弱くなったタイミングにて、ようやく出会うことができた。

※さくらちゃんはクリアカードを創っていない世界に改ざんされたため、魔力が大きく減少したと思われます。

 

うん、淡々と状況を整理してみたものの、これ、

 

 

りーりえたん、めっっっちゃ辛くないですか?

 

 

だって、まだ子どもだよ?

 

子どもなのに、今後の自分の行く末が視えちゃったり、そして自分の子と時間を過ごすことができなくなっちゃうことが分かってしまうとか、辛すぎて想像することができません。

 

彼女が「とても悲しいけれど」と発言した際の表情が、本当に本当に辛い。

 

強大な力を持つ人の苦悩とでもいうのでしょうか。個人的に、海渡さんの苦悩が瞬間的に地球圏外へぶっ飛んでいってしまうほど、本当に辛くて寂しい内容が胸に突き刺さりました。

 

さくらちゃんから「そんなにいっぱい未来が分かるって辛くない?(直球)」と問われて一瞬表情に影を落とすも、彼女は笑顔で、自身が出来ることと出来ないことを含めて、それが自分だからと力強い返答を口にしました。

 

はー、せつねー。

推せるー。

推させてくださいー。

 

あと、気づきました?

 

りーりえたん、自分の娘のこと一度も「秋穂」って呼んでいないんですよ。

 

ずっと「アリス」と呼んでいるんですよ我が子を…ううぅ…

 

ここまでくるとむしろ清々しいというか、ここまで自分の運命を受け入れて、それで周囲の人間のために行動できるという姿がすさまじくかっこいいのです。

 

これは自己犠牲とはまた違う話だと思っていて、自分が出来る範囲内で他人を助けようとするという割り切りが、切ないけど本当にかっこいい。

 

そして己の力しか信じない海渡さんをあえて子供じみた扱いをすることにより、彼女の大人の女性感が更に増しております。

 

 

「…ほんとにわからずや」

 

 

アニメでこんなCLAMP文学を放送できるんかいな。。

 

話は少し逸れて、海渡さんの計画のお話をば。

 

彼の計画についてはいっそ別の記事できっちり書いてやろうの気概を持っているのですが、今月号にて、どうやら海渡さんとモモさんの間では正確に禁忌の魔法の計画について情報が共有されていなかった旨が発覚します。

 

勿論、これは策士の虚偽・D・海渡さんによって意図的に引き起こされたもので、彼はモモさんには「自分の計画はさくらさんと秋穂さんを入れ替える」と偽っていたようです。

 

▼偽りの計画

 

▼実際にやらかしたこと

 

海渡さんは第51 話にて、自分の魔法を発動させて完成させるには、さくらちゃんが創る「カード」とモモさんの「本 」の 2 つが必要だと発言していました。

 

つまり、海渡さんはモモさんに対して、(1) 秋穂ちゃんの魔法具をさくらちゃんに肩代りさせることを "Exchange" に相当するカードで行い、(2) 諸々の辻褄を合わせるための記憶の書き換えは、モモさんの本を用いた "禁忌の魔法" で行うと偽った、と推察します。

 

何故彼はこんなことを偽ったのか。

 

これはりーりえたんの話ぶりから、既にボロボロ状態の海渡さんが秋穂ちゃんの魔法具を引き受けてしまっては、彼がどんな凄まじい目にあってしまうのかモモさんは "痛いほど" 分かる、とのことでした。

 

このことから、彼は本来の自分の計画をモモさんに反対 (妨害) されないようにするために、魔法具は自分ではなく、ぴちぴちの健康体の魔法少女に移すと偽っていたのだと思います。

 

まあこれは合理主義者である海渡さんのことですから、モモさんが本気で反対してきてから計画失敗のリスクになると思ったのでしょう。

 

めっちゃ強そうだしなあ、モモさん。そこにシビれるあこがれる。

 

そして、モモさんなりにもこのままではよろしくないと思ったのか、せめて "禁忌の魔法" による記憶の書き換えを止めて欲しいと思うがために、さくらちゃんに自分が木之本家の人間ではなくなるむごい記憶を見せていたようです。

 

何故この記憶を見せることが、"禁忌の魔法" を止めることに繋がるのか。

 

りーりえたんはモモさんのこの行為を "ヒント" と称しておりしたが、これは一体どういうこと・・・?

 

てかこの辺りの話は当事者たちが直接語ってくれないから、読者側にもノイズが発生しまくっているんですよね。※あえて語らないように描いていると思われますが。

 

とにもかくにも、キーワードは「貴方にとって『幸せ』とは何かしら?」ということのようです。

 

これはモモさんが第50話でもさくらちゃん質問していたことですが、この答えを当事者たちが正しく認識することができれば、すべてが解決へと繋がるということでしょうか。

 

そしてそして、この状況を打破できる魔法を、記憶が書き換えられる前のさくらちゃんは既に準備していたという言及がありました。

 

うーん、もしこれが特定のカードを指しているであれば「破壊 (BREAK)」かなあ。

 

第42話の最後で意味深に登場していた一枚だし、第69話でもアリスの世界から脱出するために一役買っているカードなんですよね。

 

勿論、この話の直前に固着した 「夢見 (DREAM)」もその筆頭なのだけど、りーりたんは記憶改ざん前のさくらちゃんが "準備していた『魔法』" と言っていたことを考えると、固着して間もない「夢見 (DREAM)」は合致しない気もする。

 

ってか「破壊(BREAK)」で秋穂ちゃんの魔法具って破壊できんかったの?

 

海渡さんも当時「おしいけど、それじゃない」的なことを言っていたような…協会からの監視が外れないって点でダメなのかな。

 

それに気づいてって笑顔で現実に帰されちゃったさくらちゃんだけど、せっかく会えたのだからもうちょいヒントをくれよとも思う。

 

 

そして冬服がべらぼうに可愛いな君たち。

 

 

という感じで今回は状況整理が中心の回になってしまいましたが、次回からは取り巻きの大人たちが頑張るのではなく、さくらちゃんたちが頑張るターンのようです。

 

いやもう頑張らなくて良いのだけれども、とりあえずどっかに行った海渡さんを助けないと秋穂ちゃんは真の意味で幸せにはなれないので、もう少し、もう少しだけ彼女たちには頑張ってもらいましょう。

 

もっと色々書きたいことがあるのですが、沼にハマりそうなので今回はここまでにしておきます。

 

それではまた次回!

 

★Twitter やっています。

 

★ChatGPT で LINE bot つくりました。

 

★さくらカフェに行ってきました。