ごだいぶろぐ 絶対大丈夫じゃないSEのぼやき

頭が封印解除しているシステムエンジニアのブログです。カードキャプターさくら クリアカード編の感想記事を定期更新中

【クリアカード編 原作78話】カードキャプターさくらを知らないSEの感想(ネタバレ注意)|海渡と秋穂の再会、物語のラストピースは…

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ついに、ついに彼が…!?

 

 

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クリアカード編第78話の流れ

 

第78話ちょびっと感想動画


 

感想&今後の考察

崩壊していく巨大な月から離れていく一行。

 

前回秋穂ちゃんが月に入ろうとうするやいなや、その場から猛スピードで離れていった黒い竜ですが、どうやらそれは秋穂ちゃんの身の危険を案じてのことだったみたいです。

 

もういい加減に逃げるんじゃねえ!という読者の気持ちを代弁するかのように、「わたしとお話して下さい!」と声を絞り出す秋穂ちゃん。

 

ついに始まった2人の対話。

 

ブルーロックのメンバーも驚くほどのエゴっぷりをかましてきて海渡さん、おっと黒い竜もついに観念したのか、今回はしっかり秋穂ちゃんと向き合ってくれました。

 

はいなら瞬きをして、いいえならそのままでいてと前置きしたうえで、アキネイターならぬ秋ネイターを始めます。

 

「分からない」「部分的にそう」は使えません。

 

 

Q.

世界を書き換えたのはあなたですか?

 

 

A.

( ' _ ' )

 

 

( - _ - )

 

 

( ' _ ' )

 

 

Q.

わたしの中から『あなた』を消したのもあなたですか?

 

 

A.

( ' _ ' )

 

 

( - _ - )

 

 

( ' _ ' )

 

 

Q.

わたしがそう望みましたか?(半ギレ)

 

 

A.

( ' _ ' )

 

 

( ' _ ' )

 

 

( ' _ ' )

 

 

どこか可愛らしさも感じてしまうやり取りなのですが、もはやクローズドクエッションでは埒が明きません。

 

そんな自分の「一番大切なひと」を取り戻したいと決心した秋ネイターは、さくらちゃんにその強い意志を伝えました。

 

自分の妹、もといたいせつな友達の想いを汲んださくらちゃんからも、竜へ一言。

 

 

「貴方にとって幸せとは何かしら?」

 

 

これはかつて海渡の恩人だった、そして秋穂ちゃんの母親であるリーリエさんから授かった言葉。

 

時を超えて会いに来てくれた彼女、その言葉はまさに今この時のためにあったのだとさくらちゃんは確信しました。

 

前もブログで書きましたが、本当にこの世界の母ちゃんたちは強すぎる。

 

愛の先回りが過ぎる母ちゃんたち。

 

残していったものはたかが言葉ですが、されど言葉。

 

実にシンプルな質問ですが、もう一度自分の心と向き合って欲しいという想いが伝わってきますし、

 

答えや指示を投下するだけではなく、当人に考えさせる余地を残すところに、文字数以上の重みを感じました。

 

今の海渡さんにこれほど刺さる言葉は他にないでしょう。

 

ちなみに私の幸せは、お仕事をしなくて良い時間です。

 

そしてそして、まさに今この時のためとさくらちゃんがその場に顕現したカードは、

 

惜しげもなくショタみを全ぶっぱしたデザインのイラストである、「逆戻(REWIND)」でした。 

 

 

小狼「…おれ?」

 

 

小僧引いとるやん。

 

 

否、照れる小狼君。

 

自分の恋人が自分のショッタショタな幼少時の自分のイラスト持ってたらそら驚くわなあ…。

 

ということで我らの「記録」さんが隠し持っていたシリーズの「逆戻(REWIND)」、これを使って黒い竜を元の姿に「戻す」という作戦に出たさくらちゃん。

 

 

いやいや!皆まで言うなそこの読者さま。

 

 

どうせ「逆戻(REWIND)」で海渡さんを戻しすぎちゃったぁからの5歳児くらいのショタ・D・海渡を視たいんだろ!?!?

 

分かる、分かるが落ち着きましょう。

 

ここは健全な児童雑誌、天下のなかよし様のお膝元。

 

そんなダーティな展開はインターネットの沼の中にいる有志の皆さまにお願いしておくとして、いざ「逆戻(REWIND)」。

 

散々他人の時間を止めたり戻してきたりした海渡さんが時間を戻されるというシーンでございました。

 

 

例の協会のメンバー共も恐れる "Dの封印" による竜化、中学一年生が使った魔法で戻せるんだ…と思った方もいらっしゃると思います。

 

そこはほら、それほどさくらちゃんの魔法の力がこの界隈で群を抜いたものであると解釈できますし、

 

異形のものとなった愛する人を戻すのは愛の力であるというのは、ディズニーの名作中の名作でも謳われていますから、

 

今回はそのエッセンスもあったのではないかと考えております。

 

「逆戻(REWIND)」を使う時に秋穂ちゃんが持っていた時計(魔法具)も使っていたので、最後の隠し味はやはり、大切な人への想いな訳です。

 

異論は認めまへん。

 

 

そしてやーーーーーーーーーーーっと帰って来たユナ・D・海渡さん。

 

戒めの姿とでもいうのでしょうか、黒い羽根が残ったままその姿は、守護者である月さんとまるで対象であるかのようなデザイン。

 

掛かっていた術が大きすぎたことから残ってしまったと、月さんも考察しておりました。

 

 

「どうして いなくなってしまうことを選んだんですか」と、目を閉じて絞り出すように尋ねる秋穂ちゃん。

 

 

「あなたの幸せにおれは必要ないと思ったから」

 

 

 

マジでええ加減にせえよお前。

 

 

ユナD、お前マジでもう船下りろ。

 

「大切な人への思いやり」からなんなら一番重要な「当人の感情」という要素が欠落してるし、そもそも思いやりの方向性がおかしいんだよ何年も前から。

 

あと勝手に1人でゴール前までドリブルしていってシュート決めてじゃあ俺帰りまーすじゃねえんだよ。

 

秋穂「海渡さん!こっち!パス!パスして!」

海渡「大丈夫です^^」

じゃねえんだよ。

 

秋穂ちゃんはずーっと貴様の身を案じていたのに散々かわしまくってきた挙句、

 

勝手に家族構成変えられるし、

 

大切なお母さんの存在なかったことになるし、

 

自分の好きな人の存在も消されるし、

 

まさに「怒る相手の名前も呼べない」状況な訳なのよ。

 

半沢直樹のドラマだったら間違いなく子会社に出向させられてるぞマジで。

 

詫びろ詫びろ詫びろユナ沢。

 

いや分かる、分かるよ?

 

秋穂ちゃんと協会の関係性を完全に断ちたかったのは分かる。

 

その点を十二分に考慮しても情状酌量の余地なし、もうなかよしから出ていけ。

 

顔的にも同じ講談社の Kiss 行けお前もう。

 

Kiss で最強だけど鈍感ですれ違い気味の魔法使い的な立ち位置で活躍しろ。

 

 

…と、みんなに思われかねませんよ?

 

なんて広島県某市の市長みたいなことを書いてしまいましたが、好きな人に対する「俺はいらないと思った」発言はそれだけ重いと思いました。

 

そして私がこんな怪文をつらつら書いているうちに、エリオルさんからもタイムアップの通知がきます。

 

そういえばエリオルくんたち、協会の攻撃を止めていてくれてたんだね、ごめん。

 

そんな切羽詰まった状態でも、さくらちゃんは冷静にことを進行させます。

 

 

「秋穂ちゃんはこれからどうしたい?」

 

 

あくまでこの状況を主導するのは秋穂ちゃんであること、そして自分はそのサポートをすることを気に留めないという気概を見せます。

 

これ、秋穂ちゃんにとってもかなり、かなり辛い選択だと思います。

 

海渡さんと元の世界に戻ったら、現在の世界の、大切な家族関係が解消されてしまう。

 

現状のままを望んでも、自分の大切な人は戻ってこない。

 

進んでも、戻っても、どちらにせよ失うものがある状況です。

 

それでも、

 

それでも秋穂ちゃんは、一番大切な人と「一緒に」変える選択をしました。

 

 

そう、この作品においては誰かと「一緒」ならなんとかなるのです。

 

どんなに大きな困難も、誰かと「一緒」なら乗り越えられるのです。

 

そんな心強い一言を、前作のシーンをオマージュした見開きページにて、さくらちゃんから笑顔で告げられます。

さくら

「一緒なら」

「絶対だいじょうぶだよ」

引用: カードキャプターさくら クリアカード編 第78話より 

 

パチンコCR「カードキャプターさくら」であれば確変突入の演出な訳ですが、そこで水を差すのが例の協会。

 

力を使い果たしたのか、倒れている観月先生を庇うエリオルくん。

 

涙を流しながら決心した少女を抱き寄せ、朽ちかけの翼で守る海渡さん。

 

得意の魔法でさくらちゃんたちへの攻撃を防ぐ小狼くん。

 

各々が自分の大切な人たちを護りながら、いよいよ物語はクライマックスへ突入する訳ですが、

 

肝心のこの状況を打開するアイディアが今のさくらちゃんにはありません。

 

 

Dの封印による檻は「時間(TIME)」によって破り、竜の姿は「逆戻(REWIND)」によって戻すことができました。

 

そしてこの状況根本的に変えるとなれば、元の世界に戻ること、戻すことですが、果たしてどうすればいいのでしょうか。

 

私はここで、ここまで散々温めておいた「破壊(BREAK)」のカードが筆頭かと思っていました。

 

違う世界とはいえ、本来の世界とは異質な世界であることには間違いないので、その歪を「破壊」するための切り札、というアイディアでした。

 

ただ、今回さくらちゃんは「逆戻(REWIND)」を「最後に残ったカード」と称しているので、もはや手元にクリアカードはないのかもしれませんね。

 

そもそも「時間(TIME)」と「逆戻(REWIND)」が通用したのは「Dの封印」に対してな訳であって、

 

記憶を書き換えるモモ様の「禁忌の魔法」に対してクリアカードが有効かは分かりません。

※手前味噌ですが、禁忌の魔法については以下の記事を参照していただくと理解しやすいかもしれません。

 

そもそも守護者クラスの強力な魔法を、さくらちゃんのカードだけで破るのは難しい気もしますね…。

 

ならここでさくらカードを!というのも個人的にかなりアツい展開ではあるものの、原作においてはクリアカードほど現実世界に影響力があるカードもなかなか思いつかず、

 

やっぱりどうにかしてクリアカードを持ってきたいところですね。

 

それかいっそ、もうこの場で作るか。

 

キャンプ飯的なノリね。

 

最近のクリアカードのデザインは、さくらちゃんの身の回りの人物をモチーフにしたイラストが多いのですが、

 

奇しくもまだ、秋穂ちゃんや海渡さんをモチーフにしたカードは登場しておりません。

 

2人をモチーフにした新カードで状況を打開、これも大穴であったりしないでしょうか。

 

 

※モモ様のヘルプも一瞬考えましたが、月さんも「今の状況を変えられるのは主だけ」、小狼君も「さくらも出来ることを!」と、2人ともバイネームでさくらちゃんをご指名しているので、この線はないかなあと…。

 

CLAMP先生たちは最後の最後で読者に大きな宿題を投下してくれました。

 

これについて色々議論出来たら楽しいですね。

※2023年10月9日に Yotube Live でお話させていただきました!

www.youtube.com

 

それではまた次回!

最後まで当ブログをよろしくお願いいたします!

 

 

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