ごだいぶろぐ 絶対大丈夫じゃないSEのぼやき

頭が封印解除しているシステムエンジニアのブログです。カードキャプターさくら クリアカード編の感想記事を定期更新中

【クリアカード編 原作79話】カードキャプターさくらを知らないSEの感想(ネタバレ注意)|最終決戦!さくらが選択した秋穂の未来とは…

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クリアカード編第79話の流れ

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第79話について配信しました。

 

感想&今後の考察

時計台の針が指し示す時刻はおそらく午後の3時、空の赤みが増して青い空とグラデーションを作り始めるころに、まるで未来を見出すように遠くを見つめる2人。

 

青い小鳥をその肩に携え、打倒イーロン・マ〇クの気概を見せる海渡さんと、ふんだんにお花を装飾したきゃわわな衣装を纏った秋穂ちゃんが扉絵でございました。

 

最終回目前の、しかも長らく接触を見せなかったこの2人を扉絵に持ってきますか、CLMAP先生。

 

なんだそのトリコロールのオシャネクタイは。

 

なんだその自分執事服以外もイケますのコートは。

 

そしてなんだ、この胸をえぐるような空の描写は。

 

いかにも2人の今後の未来を暗示しているような構図だけども、その時計の針が、その空の模様が、そして海渡さんの安堵した表情が、物語の閉幕を指し示しているようにも感じる。

 

始発駅にも終着駅にも思えるような趣深い、実に趣深い扉絵でございました。

 

 

だ、駄目だ

まだ泣くな…

こらえるんだ…

し、しかし…

 

 

さてさて、関係者各々が奮闘している「秋穂ちゃんの大切な人奪還作戦」。

 

時を止めるという離れ業を見せた桃矢兄ちゃんですが、今回は開幕でなくるちゃんのひざ枕を堪能しておりました。

 

キャバクラかな?

 

あぁん?コンカフェだろと憤慨する読者の皆様は一旦冷静になってください。

 

彼はその人間離れした魔法を長時間を使うことにより、その身体を酷使していたのです。

 

 

ふざけないでください。

 

 

妹たちの窮地に、性別不明のバチクソに綺麗なお姉さんと特殊なプレイに興じている訳では、断じてございません。

 

 

クリアカード編をなめるなよ(飛影並みの感想)

 

 

そんなバブみ溢れるなくるちゃんと電池プレイで耐えしのぐ桃矢兄ちゃんですが、なんとスッピーまでも電池化。

 

一秒でも長く桃矢兄ちゃんから搾り取ってやろうと気概を見せつけます。

 

 

桃矢兄ちゃん、これが最大の見せ場にして、次回ではその活躍もしれっと流されるんだろうなあ…

 

影の立役者というか、大黒柱というか、本当にこの人はそういう立ち回りで頑張ってくれたよなあ…

 

最後のページのぐったり具合にも驚き。もはや立っていられないどころか、座って姿勢を保っていられないほど力を酷使しているとは…

 

彼の奮闘に、精いっぱいの賞賛をおくらせていただきます。

 

 

あれ、そういえば知世ちゃんってさくらちゃんのこと「さん」付けで呼んでいたっけ?

 

桃矢兄ちゃんへの言葉だからあえて「さん」付けしたのかな?

 

ここは単行本での内容を楽しみにしておきましょう!

 

 

そしてさあ、我らがさくらちゃんのターンでございます。

 

かわいいは作れる並みのテンションで「カードを創れる」と豪語する彼女の瞳からは、もはや戸惑いや恐怖を一切感じませんでした。

 

クリアカード編の序盤・中盤と表情違うもんね、さくらちゃん。

 

このあたりの評価や感想は人によって分かれちゃうと思うんだけど、クライマックスに突入してからはおどおどした表情を見せる機会が著しく減ったように思います。

 

今までは家族、恋人、友人たちから大切に、それは大切に守られていた彼女が、今度は自分が大切な人を守る立場に成長したという意図的な描写なのではないでしょうか。

 

さくらちゃん「~していますよね!?」

かいとさん「はい」

 

さくらちゃん「~ですか!?」

かいとさん「…はい」

 

 

借りてきた猫とはこのことでしょうか。

 

長らく余裕の表情を見せて暗躍していた彼ですが、今やその表情は沈んだもので、さくらちゃんからの問いかけにはもはや ちいかわ の如く静かに頷くしかできません。

 

お客さんに鬼詰めされているときのワイやん。

 

さくらちゃん「忘れてもらっていいですか?」

かいとにゃん「…」

 

さくらちゃん「い い で す か ?」

かいとにゃん「…はい」

 

なんだろう、とりあえずユナD、元気出せよ。

 

てかさくらちゃん、さらりととんでもない作戦立てなかった…?

 

 

ぇ"え"え"え!?カツオくん、まさか一人の女子中学生が英国屈指の魔法団体全員の記憶の一部を抹消するのかい!?

 

 

そうなんです。

 

今のクライマックスパワーでバフがかかったさくらちゃんなら、こんなこともできちゃうのですよ。

 

あんなマント被って中二病こじらせている連中が、「フフフ…フフフ…(何か忘れているような気がするが思い出せないが知らんふりしとこう)」ってなっているのを想像すると草。草を通りこしてフラワー。

 

 

あいつら本当に馬鹿だよなー(直球)

 

ユナDっていう地球上最強のカードを持っていながら、人の道に逸れたことをしすぎて、代替できないウルトラ級に貴重な人材と魔法具を流出しちゃっているし、

 

秋穂ちゃんを本にしたいと考えながらも、うわべでもっと上手く立ち回っていれば女子中学生に貴重な記憶の一部を消されずに済んだのに。

 

さくらちゃんも優しいよね、忘れてもらうに留めるって。

 

やられたらやり返す倍返しだ的な銀行員だったら、魔法協会壊滅してたよね。

 

そこはやり返したら同じ穴のなんたらという感じなのかな。

 

私だったら EXCHANGE のカードをまた作って、海渡さんの魔法具を彼らに移した後で、更に BLANK で記憶を消してあげたいな (はあと)

 

 

そんなこんなで一連のまとめてみます。

 

このまとめは本当に野暮というか、どのように解釈したかは読者の皆さんそれぞれってことで、明らかにする意味はないと思っています。

 

その前提をもとに、当ブログではこのように解釈してみましたという内容を以下に記します。

 

まずいわずもがな、秋穂ちゃんの魔法具に手を出してしまった(自分に移してしまった)ことで、海渡さんに対してDの封印が発動してしまいました。

協会側はこのDの封印にも更に保険をかけており、何かしらの手段でその封印を破られようものなら、封印の対象者とそれを破った者を自動で攻撃するようなプログラムを仕組んでいたようです。

これが現在、小狼君たちが必死になって喰いとめている光の矢のような攻撃です。

延々と降り続く攻撃と、その場を凌いだとしても秋穂ちゃんが「なんか悪そうな人たち」に狙われ続けるということに、さくらちゃんは頭を抱えます。

 

 

 

そこでさくらちゃんが思いついたのは、そのなんか悪そうな人たち」の記憶から、秋穂ちゃんと海渡さんを取り除いてしまうこと。

この「忘れさせる」という行為はいけないことかもしれない、と思いながらも、自分が味方になれる人は限られていると、さくらちゃんは大人の割り切りをしました。

こうして新しく作り上げたカード「白紙(BLANK)」を使い、「なんか悪そうな人たち」に対して効果を発動したと思われます。

 

 

この作戦が彼らに対して果たして本当に有効であったのか、その真実は今月号の時点では不明です。

しかしラストシーンでのケロちゃんの台詞から、カードの効果自体は無事に発動した旨が明らかになったため、攻撃プログラムは停止した=協会の連中から海渡さんたちの記憶が取り除かれたために攻撃対象を失い攻撃が止んだ、と考えるのが自然でしょう。

 

さくらちゃんの大仕事はこれだけで終わりません。

秋穂ちゃんと隣にいるイケメンに対する脅威は「白紙(BLANK)」で排除できると考えました。

しかし今のままでは、友枝メンバーのみんなは秋穂ちゃんをさくらちゃんの妹と認識したままですし、また秋穂ちゃん自身も、海渡さんの名前や彼との大切な思い出の記憶を失ったままです。

そこで生まれたのが、「時間(TIME)」のスペルである "M" を「逆戻(REWIND)」のスペルの "W" に置き換えたカード「想起(REMIND)」でした。

このカードによって今の世界のまま、関係者たちに本当に記憶を思い出してもらおうという作戦に出ます。

 

 

この一連の流れこそが、さくらちゃんの考える「戻るんじゃなくて”進みたい”」であったと解釈しています。

 

これは更に私の邪推なのですが、この戻るのではなくて進むというフレーズは、散々時間を巻き戻してきた海渡さんへの戒めであり、或いは秋穂ちゃんと海渡さんが過去に縛られずに未来に向けて前進して欲しい、という願いが込められていたのかと思います。

 

 

なーんて色々と妄想してみましたが、細かいことはもうどうでも良いのです。

 

義理の母親からご祝儀を賜るさくらちゃん緊張してそうとか、

 

いつまで彼氏の腕に抱かれてんじゃい秋穂ちゃん!とか、

 

 

やっぱり最後の最後でさくらちゃんの手を取ってくれるのは君だったのか

 

 

とかとか、

 

本当に情報量が多くて激動の回でございました。

 

さくらちゃんが目覚めるシーンはまさに第1巻と同じ描写でしたが、今度は夢じゃなく、確かに未来に進めたことを我々に示してくれましたね。

 

上級者の方は、ここから更に第1巻のさくらちゃんの目覚めのシーンに戻って、エンドレス・クリアカード編という悠久の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか?(ゲス顔)

 

 

さて、いよいよ涙のフィナーレを迎えそうなクリアカード編ですが、皆さんは何か心残りはありませんでしょうか。

 

私も皆さんと想いは同じで、なぜREWINDで小さくなった小狼くんとさくらちゃんのお風呂シーンがなかったのか、

 

さくらちゃんと小狼君だけでしっかりデートして欲しいとか多少の心残りはございますが、

 

全編を通して綺麗にクロージングされそうではありませんか。

 

本当に嬉しい反面、本当に寂しい以外の言葉が浮かんできません。

 

次回の最終回を読んだら割と本気で号泣しそうな予感がしてならない私ですが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

 

あ、もちろん今月もYouTubeの生配信でユナD海渡を救いたい会議をしますー!(もう救われているのかもだけど)

 

配信日が決まったら、こちらかXで予定をお伝えさせていただきますので、ご興味のある方はぜひいらしてください。

※配信しましたー! 2023.11.18

 

※以下は先月のダイジェスト版です。 www.youtube.com

 

 

それではまた次回!

最後まで当ブログをよろしくお願いいたします!

 

 

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