PとJK 解説&感想記事
第9巻解説 【修学旅行!衝突するカコと仙道】 ←new!!
PとJK 第4巻のあらすじ
大神にバレた?功太とカコの関係
功太がカコの彼氏なのでは―――?
功太への疑惑が浮上した大神をよそに、功太とカコは学祭を一緒に楽しんでいた。制服デートをしたがっていたカコは、それだけではなく功太が気持ちだけでも高校生の功太に楽しい思い出を作ってあげたかったのだ。
このカコの行動のおかげで功太も高校の時、少しだけいいことを思い出すことができたのだった。そんな功太を見て、カコは思わず功太にキスをする。驚く功太。
そして照れるカコ。再び、キスをしようとした矢先、我に返る功太。また寸止めを食らうカコなのであった。
帰り際、功太は大神に呼び止められる。
「本谷の彼氏っておまえだろ」
このとき、責務といいつつも全部カコのためだったのかということも大神に問いただされるが、仕事に私情ははさまないと功太は否定する。
だがしかし―――
「「本谷は自分の女」ってのは否定しねーんだな」
大神にこう突き返されてしまう。挙句の果てには「警察なんてみんな同じだ」「ぜんぜんいいヤツなんかじゃねえ」とまで言われてしまう。
全力でばらしてやると大神は功太に言ったものの、カコを傷つけたかったら好きにしろと返される。その時、ジローとカコが登場!
功太が大神と何を話していたのか気になるカコ。功太が帰った後教室でカコが写真を撮ろうと提案する。大神がシャッターを押す側に回ろうとしたが、ジローが他の人にシャッターを頼み、みんなで記念撮影。
ジローの妹・一花が大神になついていたこともあり、より2人の友情が深まるのだった。
複雑な大神の家庭事情
―――夜、功太は仕事中に泥酔状態の女性を保護。そんな時、大神が登場!この女性こそ、実は大神の母親。余りの若さに驚く功太なのだった。
学祭の写真を見てカコ達が楽しんでいる中、大神は担任に退学をすることを伝える。
たまたまそんな大神と遭遇したジローは退学することを知ったものの、釣りに行く約束をする。
教室に戻ったジローはカコ達に大神が学校を辞めることを伝え、これを知ったカコは大神の元に走る。
「うっとーしいんだよ!」
大神は、そんなカコを突き放す言葉を放つ。そんな大神に対してカコは、ほっといてほしいならちゃんとずっと嫌な人でいてよと声をかける。
このとき―――大神はカコを抱きしめてしまう。
「好きな女泣かせる趣味はねえんだ」
無理に笑顔を見せる大神はそのままバスへ乗りカコの元を去ってしまうのだった。大神は、母親に風俗で働かせたくないため勝手に父親に作られた借金を返すため、高校をやめ働くことを決意していた。
そんな状況であることは知らず、カコはただただ落ち込み、功太に大神が学校を辞めてしまうことを相談する。だが功太に大神の件は関わるなといわれてしまい、落ち込むカコ。
「俺たちが大神を助ける」
そのあとに、功太にそういわれ心強さを感じたカコだった。
悪化する家庭内暴力
大神がバイトの面接をした後、巡回をしていた功太と遭遇する。大神は過去の警察に対するトラウマのせいで、功太達警察官を信用できない様子。
だがその大神に対して功太は、絶対に助けるという言葉を投げかける。
その一方で相変わらず自宅では父親に暴力を振るわれる大神。母親が止めに入っても止まることもなく、むしろ母親をも暴力から守る大神。
そんな時、郵便受けに入っていたこの前の学祭でのカコ達と撮った写真を父親に見られ、カコを呼べと言い出す。
「俺が終わらせればいい」
大神は灰皿で父親を殴ろうとしたその時―――
ピンポーン・・・
功太が音と悲鳴で通報が入ったと訪ねてくる。だが扉を開けず父親は家族のケンカだからと中を確認させようとはしない。その時、大神は写真の裏にカコ達からの釣りに行く約束が書かれたメッセージを見つける。
「頼れ」
功太の言葉が頭をよぎる。
「助けてくれ!」
大神が叫んだとたん、窓ガラスが割れ功太達警察官が登場!大神が殴ろうとしていた父親はその場で傷害の現行犯逮捕となる。
「・・・今までずっとよく頑張ったな」
この言葉に涙する大神だった―――。
大神の告白、カコは…?
大神の話題でカコのクラスは持ち切り状態。
様々なうわさが飛び交っている状態となっていた。そんな中、大神は退学はせずに転校することになる。
功太が勤務している交番先に、大神が現れ、本当にカコの彼氏なのかを問いただす。
「ちゃんとケリつけてーんだよ」
そんな大神に対して功太も全部話すのだった。最後の学校の日、大神はカコに告白をする。
「本谷に会えてよかった」
この言葉を聞いたカコは泣き出してしまう。そして最後に大神は功太に対しても、
「ムカつくけどチョーいいヤツだな」
そう言い放ち、カコは驚く。
「またね」
「おうまたな!!」
功太に対しても、家のことが落ち着いたら嫁を取りに行くからとメッセージを送る。
そんなメッセージに対して功太もいつでも来いと送る。
大神の件が落ち着いてまた平穏な日々が戻ってくると思っていた中、カコ達は
中間試験がやって来るのだった――――
つらつらと感想を
とにかく今回の巻は功太とカコがどうの・・・というよりは大神についてスポットがあてられた巻でした。
大神の家庭環境の複雑さ、う~ん。。見ていて結構きましたよね。胸が痛みました。自分が大神の立場だったら…そう考えるとグレるのも仕方ないというか、むしろちゃんと学校に来て偉いなと思いました(小学生並みの感想)。
でも、この状況もしっかりと功太が解決に導いてくれてよかったなと思います。頼りになるなあ、功太さっすが!
もちろんそれだけではなく、最後にしっかりとカコに告白をする大神の男らしさも素晴らしかったなと思います!潔い~!!こんな状態でも、やっぱりまだでもカコが好きなんだなとちょっと切なくなったりもしましたが。
大神、本当にいい奴だなあとますます大神に対してのイメージアップが図られ(!?)
ついつい大神、応援したくなっちゃいました。
でもこの転校をきっかけに、あまり大神が出るシーンがなくなるのかな、なんて思うとちょっと寂しいですよね。ぜひ、今後もちょこちょこ大神、出演(!)させてほしいです。
まあ、何はともわれ、大神の家庭環境が改善されて本当によかった!!もうこれに尽きる巻なのではないでしょうか(笑)
次の巻では、もっと功太とカコの絡みもみたいところですよね。
この辺りからも、5巻が楽しみです♪
PとJK事件ファイル
4巻にてファイルNo6が追加になりました。まあご覧のとおり大神さんが起点となる事件が多いので、次巻からは事件が減るのかな・・・?笑
No | 事件 | 事件概要 | 巻数 |
No1 | 変質者の登場 | 携帯を落としたフリをし一緒に探してほしいという手口で、女子高生を暗がりに連れて行こうとする不審者が現れる。某警官がその場に居合わせたため即時解決した。 | 1巻 |
No2 | 高校生集団暴行 | 特定の警官に復讐するために、某高校の不良集団が集団暴行を企てた。この結果、女子高生Kが額を負傷するも、某警官がその場に居合わせたため即時解決した。 | 1巻 |
No3 | ひったくり | 白昼堂々と女性の鞄を盗難する事件が発生した。某警官がその場に居合わせたため即時解決した。 | 2巻 |
No4 | 高校生集団暴行 | 特定のメンバーが抜けたことに腹を立てた不良グループがこれの報復を実行した。某警官は少年Oの行動を認知していないため、この事件を防ぐことはできず少年Oはボコボコにされた。 | 2巻 |
No5 | 財布の盗難 | 某高校の某クラスにて財布が紛失した。少年Oが自らが犯人だと自供していたが、某警官が少年Oの特定の人物をかばう意図を看破し、真犯人を特定し解決した。 | 3巻 |
No6 | 虐待・傷害事件 | 少年Oが父親に暴行を受ける事件が発生した。某警官が少年O家にアクロバティックに突入、父親を原稿逮捕し解決した。 | 4巻 |
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