PとJK 解説&感想記事
第9巻解説 【修学旅行!衝突するカコと仙道】 ←new!!
PとJK 第3巻のあらすじ
功太の辛い過去とは
「聞いてないの?あの事件のこと・・・」
婦警にそう言われていた矢先、カコのお母さんが迎えに登場!その時大神もカコの元に現れ謝罪をしたいと申し出るがお母さんは、きつい態度を表す。
婦警が口にした「あの事件」が気になるカコは、なんとなく頭からこのことが離れない状態に。思い切って、このことについて功太に問いただしてみたカコ。
しかし功太は答えたがらず、カコの質問に対しても逃げた回答をしてしまう。そんな時、功太の姉が訪ねてくる。姉が持参してきた功太の卒アルを見て楽しむカコ。
そんな功太とカコを連れ出し、姉は結婚式のドレスの試着に連れ出す。カコのドレス姿を見て功太は照れまくり。卒業したら式を挙げることを約束するのだった。
あっという間に、日帰りでやってきた姉が帰る時間に。姉は「功太のこと守ってやってね ほんとはそんなに大人じゃないからさ」と意味深な言葉をカコに伝えて帰る。
ここでまたカコは功太に事件のことを問いただす。だがそれでも功太はカコに話したがらない。そんな功太を見てカコはだったら言わなくていいと言い出す。
「・・・いちおー妻なんで、まだまだ先は長いからね。」
この言葉を聞いて功太は、あの事件のことを話し出す―――
―――死んだのは俺の親父で、その現場に俺もいた。
あの事件とは、殉職事件のことだったのだ。
功太は5歳の頃に母が他界し、姉が功太の母親代わり。父親も警察官で、ほとんど家を不在にしていた。そんな父親に対して功太は荒れて、不祥事で問題を起こす日々を送っていたのだった。
ある日、功太は父親とひょんなことから言い争いになり、家を飛び出す。ヘッドホンをしていて携帯の着信に気が付いていなかった功太は携帯の着信をみてびっくり。父親からの不在着信で埋め尽くされていたのだった。
そんな中、父親が仕事をしている場所に功太は遭遇するものの、ヘッドホンを付けているせいもあり父親の声が届かない。
ふと目の前を見てみると、ナイフを持った1人の男性が功太の目の前に・・・!その男性が功太に襲い掛かろうとしたとき、父親が功太をかばい刺されてしまう。
そのまま父親は帰らぬ人となる。
このことを後悔している功太に対し、
「前向け功太」
「ごめんじゃなくて父ちゃんにありがとうって言えるようにまっすぐに前向け」
姉はこう告げたのだった。功太の過去を知り、カコはより功太の傍にいることを決める。そんないい雰囲気の中、チャイムが鳴りカコの父親登場!
・・・お決まりの展開となるのだった。
安心と信頼の治安の悪さ、再び
明日の体育がプールの授業で喜んでいたカコ。
だが、残念なことにあっけなく泳げない大神と見学することになってしまう。そんな矢先、先生に教室からウチワを持ってくるように言われ、教室にウチワを取りに行く。
この漫画に限って平和は長続きしない。プール授業が終わった後、クラスで財布の紛失騒ぎが勃発し、カコが疑われる始末に。疑われているカコを必死にかばう大神。
そんな騒ぎの中、ジローが三門と警察を呼び、功太達がやってくる。この状態でも、責められるカコ。そのカコをかばう男・大神はついに自分が盗んだといってしまい、事情聴取を受けることになる。
当然ながら盗んでいない大神の供述は無理があるといわれてしまう。
「こんなことされてもうれしくないよ!」
事情聴取の後、追いかけてきたカコに大神はこういわれてしまい、功太にも同じことを言われていたことに対して驚く。
「お前は気にしなくていい」
大神はカコにそう告げたのだった。この流れでクラスの中は大神が財布を盗んだという話題で持ち切り状態。そんな中、ついに功太は財布を盗んだ犯人を突き止める。何と犯人は、1年生だったのだ!
そんな功太は、大神に対して
「がんばる方向が間違ってんだよ」
「もうちょっと前向いたらどうだクソガキ」
こう言葉を放つ。
大神は、カコに対して何の役にも立ててない自分に落胆。だがそんな大神に対してカコは
「普通に友達になってよ」
そういったものの、
「罪悪感だけじゃないかも」
大神の顔はカコに近づく。
この状況に驚くカコ。ハッとして驚く大神は、立ちくらみだと無理してこの状況を避ける。そんな時、カコのスマホが落下。待ち受け画面は、姉が持ってきた卒アルの功太。
どうしよう、バレた?
焦るカコだったが、大神はこの待ち受けが功太であると気付かずそのままやりすごした。
高校生コスの功太vs警官コスの大神
いよいよ学祭本番。
カコが心配だった功太は、三門達に学校で男子高校生のコスプレをさせられ、学祭を楽しむはめに・・・。その反面、なんと大神は警察官のコスプレ。
不安だったカコのコスプレは功太が心配していたような(?)コスプレではなくまさかの河童!
そんな矢先、ふとした功太のしぐさであの時見たカコのスマホの待ち受け画面が功太なのではないかとよぎる大神。
「今はチャラくないですよ!」
あの時のカコの言葉、「今は」に対し引っかかる大神なのであった。
つらつらと感想を
いやなんかもう…うん前回までの解説でギャグマンガ扱いして悪かった、功太くん…。
明かされた功太の過去、それはそれはとても悲惨なものでした。親の心子知らずとはよく言ったもので、誰よりも功太を愛していた父親があんなことになるとは…辛かったね…
そして元ヤンだったことが発覚する功太。そこからまさかの父親と同じ警察官なんて、
ここは正直キュンキュンしてしまいましたね。功太ファンもさらに獲得した巻だったように思えます。
でも、今回の巻は功太だけではなく大神がさらにいい奴!!という事実を知ることができて大神ファンもより獲得した巻になったのではないでしょうか。
カコと大神の距離もぐっと縮まったりして、もう!カコずるい!なんて考えちゃったりもして。こんな2人に囲まれての高校生活なんて、本当にいいなあ(遠い目)
これから先、さらに功太だけではなく大神がどんな感じでカコに対してアプローチしてくるのかも見どころですよね。
ですがこのカコに対しての三角関係だけではなく個人的に、三門とジローペアもなかなか魅力的で好きなのでこの辺りもこれから注目していきたいなと思います。
そして今回からは新コーナーを設けました。
PとJK事件ファイル
警官が主人公なんだから悪人を出すのは仕方ないだろ!と思うものの、やはり気になるカコの町で起きた事件の数々…
それを今回から表にまとめてしまおう誰得企画。断じて悪意等はございませんので悪しからず。それではどうぞ。
No | 事件 | 事件概要 | 巻数 |
No1 | 変質者の登場 | 携帯を落としたフリをし一緒に探してほしいという手口で、女子高生を暗がりに連れて行こうとする不審者が現れる。某警官がその場に居合わせたため即時解決した。 | 1巻 |
No2 | 高校生集団暴行 | 特定の警官に復讐するために、某高校の不良集団が集団暴行を企てた。この結果、女子高生Kが額を負傷するも、某警官がその場に居合わせたため即時解決した。 | 1巻 |
No3 | ひったくり | 白昼堂々と女性の鞄を盗難する事件が発生した。某警官がその場に居合わせたため即時解決した。 | 2巻 |
No4 | 高校生集団暴行 | 特定のメンバーが抜けたことに腹を立てた不良グループがこれの報復を実行した。某警官は少年Oの行動を認知していないため、この事件を防ぐことはできず少年Oはボコボコにされた。 | 2巻 |
No5 | 財布の盗難 | 某高校の某クラスにて財布が紛失した。少年Oが自らが犯人だと自供していたが、某警官が少年Oの特定の人物をかばう意図を看破し、真犯人を特定し解決した。 | 3巻 |
ほとんどカコの高校じゃねえか!!!
まあ功太がいる限りカコの身は安全な訳ですが、なんとかして!高校関係者の人!!それではまた次回!
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